TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2019年12月22日放送)

TOKIO HOT 100 2019-12-22 放送回ランキング ランキング

本ページには広告(Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイト等)を含みます。

2019年12月22日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2019年12月22日放送回)。

この週の音楽シーン

2019年も暮れようとする12月22日放送分の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、HONDA「FRIDAY NIGHT PLANS」だった。国内のシーンでダンスミュージックやR&B的な感覚をポップスに落とし込むアーティストが増えていた時期で、タイトルが示す通り「金曜の夜の予定」というカジュアルな響きの言葉に、都会的で軽やかなトラックを重ねた一曲がトップに立ったことは、当時のリスナーが求めていた気分をよく映していたように思う。年末という慌ただしい時期に、肩の力を抜いて聴けるナンバーが支持されたのも自然な流れだったのではないだろうか。

この週のTOP10を見渡すと、国内外の垣根を感じさせないラインナップになっているのが印象的だ。2位にはUKロックの雄コールドプレイの「ORPHANS」がランクイン。壮大なバンドサウンドで世界中のスタジアムを埋めてきた彼らが、この時期も新曲で存在感を示していたことがわかる。そして3位にはザ・ウィークエンドの「Blinding Lights」。80年代のシンセポップを思わせるレトロフューチャーなサウンドは、後にこの曲がロングヒットとなり時代を代表する一曲へと成長していくことを考えると、まさにその出発点をこの週のチャートで捉えていたことになる。

国内勢では4位に秦基博「9inch Nails Space Ship」、7位にはOfficial髭男dismの「Pretender」が入っている。髭男は同年を代表する存在として数々のヒットを飛ばしていたバンドであり、「Pretender」はその中でも幅広い世代に浸透した楽曲だ。バラードとポップスの中間を行くような繊細なメロディラインは、年末という一年を振り返る時期にリスナーの心情と重なる部分もあったのではないか。8位のNULBARICH「TWILIGHT」も、都会的で洗練されたグルーヴを持ち味とするバンドらしい一曲で、当時のシティポップ的な感覚の再評価とも呼応する存在だった。

洋楽勢はさらに多彩だ。5位にはテイラー・スウィフトの「christmas tree farm」。彼女がクリスマスシーズンに合わせて届けた楽曲で、こうした季節限定曲がチャートに顔を出すのもこの時期ならではの光景だろう。6位はカミラ・カベロ「Living Proof」。ソロアーティストとして独自の路線を確立しつつあった彼女の楽曲が並ぶことで、当時の女性アーティストたちの多様な音楽性を感じ取ることができる。9位のローレンス「It’s Not All About You」は、ホーンセクションを生かしたバンドサウンドが特徴的で、インディーポップ的な感覚を持つグループとして注目されていた存在だ。

そして10位には、リトル・グリー・モンスターがアース・ウィンド・アンド・ファイアーをフィーチャーした「I Feel The Light」がランクイン。国内の実力派ボーカルグループが、ファンクとソウルのレジェンドと共演するという組み合わせ自体が、ジャンルを超えたコラボレーションが当たり前になりつつあった時代の空気を象徴していたと言える。

こうして振り返ると、この週のTOP10は国内外のポップス、ロック、R&B、そして季節感のあるナンバーまでが一堂に会し、2019年という一年の終わりにふさわしい多様性を見せていた。HONDAの「FRIDAY NIGHT PLANS」を筆頭に、それぞれの曲が持つ個性が並列に響き合うことで、年の瀬の空気とリンクした特別な一週間のランキングとして記憶されるべきものだったのではないだろうか。

🎧 この曲を聴くなら[PR]

2019年12月22日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

次の週(2019年12月29日) »

スピーカーで鳴らすなら[PR]

あわせて読みたい

コメント

タイトルとURLをコピーしました