TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2019年4月21日放送)

TOKIO HOT 100 2019-04-21 放送回ランキング ランキング

本ページには広告(Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイト等)を含みます。

2019年4月21日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2019年4月21日放送回)。

この週の音楽シーン

2019年4月21日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いたのはあいみょんの「ハルノヒ」だった。この曲はTVアニメ「ドラえもん」の映画主題歌として起用され、テレビやCMを通じて幅広い世代に浸透していった時期でもある。あいみょんはこの前後、ラブソングの新しい書き手として音楽シーンの中心にいた存在で、彼女の等身大の言葉選びと、素直なメロディラインが多くのリスナーの心をつかんでいた。「ハルノヒ」は春という季節にふさわしい柔らかな温度感を持ちながら、出会いや別れ、時の流れといった普遍的なテーマを扱っており、聴く人それぞれの記憶と結びつきやすい曲だったように思う。2019年という年は、平成から令和への改元を控え、何かしらの「節目」を意識する空気が社会全体に漂っていた時期でもあり、そうした時代のムードとも重なりながら多くの人に届いた一曲だったのではないだろうか。

TOP10全体を眺めると、当時の「TOKIO HOT 100」がいかに国内外の音楽を横断的に扱っていたかがよくわかる。2位にはLIZZOの「JUICE」がランクインしており、彼女はこの年、セルフラブとエンパワーメントをテーマにしたパフォーマンスで急速に注目を集めていたアーティストだ。ファンクやソウルの要素を軸にした「JUICE」の躍動感は、まさに当時のUSポップシーンの活気を象徴する存在だった。3位のCarly Rae Jepsenは「NOW THAT I FOUND YOU」で、シンセポップの職人としての手腕を発揮。4位のAnderson .Paakは「KING JAMES」で、ヒップホップとソウルを融合させた独自のグルーヴを聴かせている。

邦楽勢にも注目したい。6位には佐藤千亜妃の「LOVIN’ YOU」がランクイン。avengers in sci-fiのフロントパーソンとしても知られる彼女が、ソロとして自身の音楽性をさらに掘り下げていた時期であり、この曲にもその繊細な表現力が息づいている。9位にはDYGLの「A PAPER DREAM」も入っており、日本のギターバンドシーンが海外のインディーロックと地続きの感覚で評価されていたことがうかがえる。

さらに8位にはBillie Eilishの「bad guy」が登場している。この曲は後に彼女のブレイクを決定づける存在となるナンバーで、この時点ではまだ台風の目になる直前の勢いを感じさせる位置づけだった。7位のAviciiとAloe Blaccによる「SOS」は、前年に急逝したAviciiの遺した楽曲であり、彼への追悼の意味も込めて多くのリスナーに聴かれていたことだろう。10位のLouis Coleは、ジャズやフューチャーファンクの文脈から支持を広げていたアーティストで、こうした個性的な選曲が並ぶことこそ、このチャートの魅力だったといえる。

この週のTOP10を通して見えてくるのは、邦楽・洋楽、メジャー・インディーの境界を軽やかに越えていく、当時のシティポップ的リスナー感覚と、令和という新時代を目前にした独特の空気感だ。あいみょんの「ハルノヒ」がその中心に据えられていたことは、この時代の音楽シーンを象徴する出来事として、今振り返っても納得のいく光景である。

🎧 この曲を聴くなら[PR]

2019年4月21日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

次の週(2019年4月28日) »

スピーカーで鳴らすなら[PR]

あわせて読みたい

コメント

タイトルとURLをコピーしました