TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2018年12月23日放送)

TOKIO HOT 100 2018-12-23 放送回ランキング ランキング

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2018年12月23日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2018年12月23日放送回)。

この週の音楽シーン

2018年12月23日放送回の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、TOP10には師走らしい顔ぶれが並んでいる。首位に輝いたのは星野源の「POP VIRUS」。同曲は同時期に放送されていた人気ドラマの主題歌としても親しまれ、タイトル曲を冠したアルバム『POP VIRUS』のリリースと重なるタイミングでもあった。ファンクやシティポップ的な質感を残しながら、電子的な音作りを大胆に取り入れたサウンドは、Jポップが「歌謡曲的な体温」と「同時代的な洋楽の作法」を両立させようとしていた当時の空気をよく映していたと言える。星野源はこの週、9位に「HELLO SONG」もランクインさせており、シングル曲とアルバム曲の両方が支持されるという、アーティストとしての厚みを感じさせるチャートアクションになっている。

2位のRADWIMPS「そっけない」、6位のあいみょん「今夜このまま」など、バンド・シンガーソングライター勢が上位に食い込んでいるのも見逃せない。2018年はあいみょんが一気にブレイクした年として記憶されており、彼女の情感豊かな歌唱がラジオでもヘビーローテーションされていたことがうかがえる。4位のTHE CHARM PARK「IMPERFECTION」、7位のSKY-HI「NEW VERSE」も、ジャンルを横断しながら独自の音楽性を追求していたアーティストであり、当時の邦楽シーンの多様さを象徴する並びだ。

一方で洋楽勢も存在感を放っている。3位のARIANA GRANDE「THANK U, NEXT」は、同名アルバムと同時期に世界的なヒットとなっていた楽曲で、SNS時代の等身大な言葉選びと強いポップネスで語り継がれる一曲になった。5位のLADY GAGAとBRADLEY COOPERによる「SHALLOW」は、映画『アリー/スター誕生』の主題歌として大きな話題を呼び、映画公開と音楽ヒットが連動する好例として、この年を象徴する存在だった。8位のCARLY REA JEPSEN「PARTY FOR ONE」、10位のKATY PERRY「COZY LITTONE CHRISTMAS」も、クリスマスシーズンならではの選曲として自然に溶け込んでいる。

この週のチャートを俯瞰すると、邦楽と洋楽、バンドサウンドとポップス、ドラマ主題歌と映画主題歌といった異なる文脈の曲が同じ土俵で鳴らされていたことがわかる。「TOKIO HOT 100」がリスナーに提示していたのは、ジャンルや国籍を問わず「今、都市で鳴っている音」を横断的に切り取る視点だったのだろう。星野源の「POP VIRUS」が首位に立ったこの回は、Jポップが独自の実験性を保ちながらも世界的なポップスの潮流と同時代性を持ち始めていた、そんな2018年末の空気を凝縮した一枚のスナップショットとして、今聴き返しても興味深い。

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2018年12月23日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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