TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2018年11月11日放送)

TOKIO HOT 100 2018-11-11 放送回ランキング ランキング

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2018年11月11日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2018年11月11日放送回)。

この週の音楽シーン

2018年11月11日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、TOP10の頂点に立っていたのはあいみょんの「今夜このまま」だった。この時期のあいみょんは、シンガーソングライターという言葉が持つ手作り感と、幅広いリスナー層に届くポップな訴求力を両立させていた稀有な存在で、彼女の歌声が持つ生々しい体温のようなニュアンスが多くの人の心をつかんでいた時代だったと言える。恋愛の甘さとほろ苦さを等身大の言葉で描くスタイルは、2018年という年に一気に広がりを見せ、ラジオのチャートでも安定して支持を得ていたことが、この週の1位という結果からもうかがえる。

2位には米津玄師の「FLAMINGO」がランクインしている。米津玄師はこの時期、ボーカロイド出身のクリエイターという出自から一歩踏み出し、独自の音楽性でメインストリームに存在感を示していた。和のテイストを取り入れた攻めた作風の「FLAMINGO」は、彼の表現の幅広さを象徴する一曲として記憶されている。あいみょんと米津玄師という、それぞれ異なるアプローチで「言葉」を大切にする表現者が上位を占めていたのは、この年の邦楽シーンの豊かさを物語っている。

洋楽勢に目を向けると、3位にはANDERSON .PAAKとKENDRICK LAMARという、当時のヒップホップ/R&Bシーンの最前線を体現する組み合わせの「TINTS」が入っている。両者ともグラミー受賞歴を持つアーティストとして評価が高く、洗練されたグルーヴとリリシズムを兼ね備えたトラックは、TOKIO HOT 100らしい先進的なセレクションの一つだった。5位のTHE 1975、6位のJONAS BLUEやLIAM PAYNE、10位のELLIE GOULDING×DIPLOといった並びからも、この時期の洋楽ポップ/ダンスミュージックの潮流がしっかりと反映されていたことが分かる。

邦楽勢では4位にOfficial髭男dism、9位にNULBARICHという、当時まだ新しい世代として注目を集めていたバンドが並んでいる。Official髭男dismはこの後、バンドシーンの中心的存在へと駆け上がっていく道筋の途上にあり、「STAND BY YOU」のようなポップネスと演奏力を兼ね備えた楽曲づくりは、その後の飛躍を予感させるものだった。NULBARichもまた、ジャンルを超えたグルーヴ感のある音楽性で独自のファン層を築いていた時期であり、この週のチャートは、確立されたベテランと新世代のアーティストが同じ舞台で肩を並べる、過渡期らしい面白さを持っていたと言える。

7位には秦基博の「花」がランクインしている。安定した歌唱力とメロディの強さを持つ楽曲が、時代の流行に左右されず息長く支持されていたことがうかがえる並びだ。全体を通して見ると、この週のTOP10は邦楽ポップスの新旧交代の空気感と、洋楽シーンの多様な潮流とが自然に共存する、TOKIO HOT 100らしいバランスの取れたラインナップだったと振り返ることができる。

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2018年11月11日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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