TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2017年4月2日放送)

TOKIO HOT 100 2017-04-02 放送回ランキング ランキング

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2017年4月2日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2017年4月2日放送回)。

この週の音楽シーン

2017年4月2日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いたのは「LA LA LAND」のオープニングを飾る「ANOTHER DAY OF SUN」。デイミアン・チャゼル監督のミュージカル映画は、前年末から日本でも公開され、アカデミー賞シーズンと重なるこの時期に音楽面でも大きな話題を呼んでいました。ハリウッドのハイウェイを舞台にしたあの群舞から始まるオープニング曲が邦楽・洋楽問わず並ぶチャートの頂点に立ったことは、当時の映画音楽ブームの熱量をよく表しています。ジャスティン・ハーウィッツによる楽曲は、往年のミュージカル映画へのオマージュを感じさせるオーケストレーションと、都会で夢を追う若者たちの群像を重ねるような開放的なメロディが特徴で、サウンドトラック全体が単なる映画の付属物ではなく、独立した音楽作品として支持されていたことがうかがえます。

この週のTOP10を見渡すと、当時の音楽シーンの多様さがよくわかります。2位にはエド・シーランの「SHAPE OF YOU」。彼の代表作となったこの曲は、ダンスホールのリズムを取り入れたポップスとして世界的にヒットし、日本のチャートでも定番の存在になっていました。3位には中島美嘉の「恋をする」がランクインしており、邦楽アーティストが洋楽ヒットの間に食い込む構図は、当時のTOKIO HOT 100らしい編成のひとつだったと言えるでしょう。4位のジャミロクワイ「CLOUD 9」は、アルバム『Automaton』からのカットで、ベテランバンドが変わらぬグルーヴ感を保ちながら新作を送り出していた時期にあたります。

5位のスティーヴィー・ワンダーとアリアナ・グランデによる「FAITH」も、映画『SING/シング』のサウンドトラック曲であり、ここでも映画音楽の存在感が光ります。世代を超えたコラボレーションは、当時のポップシーンにおける新旧アーティストの共演ブームを象徴していました。6位のカルヴィン・ハリス、フランク・オーシャン、Migosによる「SLIDE」、7位のゼッドとアレッシア・カーラの「STAY」など、EDM系プロデューサーとボーカリストのコラボレーション曲が並ぶのも、この時期の洋楽シーンの特徴です。ダンスミュージックがよりメロディックでポップな方向へ洗練されていく過程が、このあたりの並びから感じ取れます。

8位にはきゃりーぱみゅぱみゅの「良すた」がランクイン。彼女ならではのユニークな言葉選びとポップなサウンドは、邦楽ポップスの独自性を保ちながら国際的なチャートの中でも異彩を放っていました。9位のケイティ・ペリー「CHAINED TO THE RHYTHM」は、スキップ・マーリーを起用した社会的なメッセージ性を持つ楽曲で、当時のポップスターたちが政治性や社会性を作品に反映させる潮流の中にありました。10位のクリーン・バンディット「SYMPHONY」も、EDMとオーケストラサウンドを融合させた一曲で、当時のポップミュージックがジャンルの壁を超えて融合していく様子を象徴しています。

こうして見ると、この週のTOP10は映画音楽、EDM、邦楽ポップス、ベテランのグルーヴ、そして世代を超えたコラボレーションが同時に鳴っていた、実に豊かな瞬間だったことがわかります。「LA LA LAND」の高揚感あるオープニングテーマが頂点に立ったのも、当時の音楽と映像が強く結びつき、多くの人がスクリーンとチャートの両方で同じ興奮を共有していた時代の空気を物語っているのではないでしょうか。

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2017年4月2日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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