TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2016年11月13日放送)

TOKIO HOT 100 2016-11-13 放送回ランキング ランキング

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2016年11月13日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2016年11月13日放送回)。

この週の音楽シーン

2016年11月13日放送の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、ブルーノ・マーズの「24K Magic」だった。同名アルバムのタイトル曲でもあるこの曲は、80年代のディスコやファンクを大胆に取り込んだサウンドが印象的で、当時「レトロ回帰」というキーワードとともに世界中のポップシーンを賑わせていた一曲だ。煌びやかなシンセと図太いベースライン、そして本人のダンスパフォーマンスまで含めて一つのパッケージとして楽しめる仕上がりは、ストリーミング時代における「曲を聴く」から「曲を体験する」への移行を象徴していたようにも思える。この時期、彼はすでに世界的スターの地位を確立していたが、あえて過去の音楽語彙を引用しながら新しいものを生み出す姿勢は、後続世代のアーティストたちにも少なからず影響を与えたはずだ。

2位にはレディー・ガガの「Perfect Illusion」がランクイン。アルバム『Joanne』からの先行曲で、彼女がそれまでの過剰な演出やコンセプチュアルな衣装から一歩引き、よりロック色の強い、生々しいボーカルを前面に出した作品だった。この時期のガガは、自身のアーティスト像を再構築しようとしていた過渡期にあり、その試行錯誤自体がリスナーの関心を集めていた。

国内勢では3位に宇多田ヒカルの「道」が入っている。月9ドラマの主題歌としても知られるこの曲は、彼女が長い活動休止を経て本格的に音楽シーンへ戻ってきた時期の作品であり、成熟した歌声と丁寧な言葉選びが際立つ一曲だった。また6位には星野源の「恋」がランクイン。同年放送のドラマ主題歌として使われ、ドラマの人気とともに世代を超えて広く親しまれる存在となった曲で、この年を語るうえで欠かせない一曲と言えるだろう。7位のサカナクション「多分、風。」、8位の水曜日のカンパネラ「アラジン」も、バンドやユニットそれぞれの個性がしっかりと刻まれた楽曲で、当時の邦楽シーンの多様性を感じさせるラインナップだった。

海外勢に目を向けると、4位のリトル・ミックス、5位のマルーン5とケンドリック・ラマーの共演曲、10位のTLCなど、ガールズグループからロックバンド、ヒップホップまでジャンルを横断した選曲が並ぶ。TLCが90年代を経て変わらぬ存在感を示していたのも興味深い点だ。9位には松任谷由実の「私の心の中の地図」がランクインしており、世代の異なるアーティストたちが同じチャートの中で肩を並べていたことも、この時代のラジオチャートらしい光景だったと言える。

2016年後半という時期は、音楽の聴かれ方そのものが大きく変わりつつあった時代でもある。ストリーミングサービスが徐々に浸透し、シングル単位での消費が加速していくなかで、このTOP10に並んだ楽曲たちは、ジャンルも国籍も世代も超えて共存していた。今聴き返すと、それぞれの曲が持つ個性の強さと、それでいて一つのチャートの中に自然と収まっていたバランス感覚に、当時のポップミュージックの豊かさを改めて感じさせられる。

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2016年11月13日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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