TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2025年9月21日放送)

TOKIO HOT 100 2025-09-21 放送回ランキング ランキング

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2025年9月21日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2025年9月21日放送回)。

この週の音楽シーン

2025年9月21日放送分の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、藤井風の「PREMA」だった。タイトルはサンスクリット語で「愛」を意味する言葉とされ、ソウルフルなヴォーカルと繊細なピアノの響きを軸に、国内外のリスナーへ静かに、しかし確実に届く楽曲だ。藤井風はここ数年、日本語と英語を自在に往還しながら、R&Bやゴスペルのグルーヴを日本のポップスに溶け込ませる稀有な書き手として国際的な評価を積み重ねてきたアーティストである。「PREMA」が1位に立ったこの週のチャートを眺めると、彼の音楽が持つ普遍性が、いかに国境を越えたラインナップの中で際立っていたかがよくわかる。

2位にはHANA「BAD LOVE」がランクイン。グローバルなオーディション文脈から生まれたグループらしく、K-POP的な制作手法と歌唱の強度を併せ持つサウンドが印象的だ。3位のKESHIは、ベトナム系アメリカ人シンガーとしてストリーミング世代のR&Bシーンを牽引してきた存在であり、内省的な歌声が「WANTCHU」でも生きている。4位MAYA、5位のWOLF ALICE「WHITE HORSES」は英国インディーロックの系譜を継ぎながらも、ドリーミーな音像で独自の存在感を放つ。こうした顔ぶれが並ぶこと自体、2025年という時代がジャンルや国籍を超えてリスナーの耳を開いていたことの証左だろう。

6位のBE:FIRSTは、K-POP的なトレーニングシステムと日本のボーイズグループ文化を融合させ、国内外で独自のポジションを築いてきたグループ。「SECRET GARDEN」でもその洗練されたダンスミュージック感覚が発揮されている。7位はTyler, The Creatorがマディソン・マクファーリンをフィーチャーした「Don’t You Worry Baby」。ヒップホップの枠を軽々と越え、フォーキーで温かみのあるサウンドを提示するあたり、彼の音楽的な引き出しの広さを感じさせる。8位のSabrina Carpenterは、ポップスの王道を軽やかなユーモアとウィットで更新し続けるアメリカの若手筆頭格だ。

9位に入った「GOLDEN」は、Netflixアニメーション作品「KPop Demon Hunters」から生まれた楽曲で、映像コンテンツとポップミュージックの結びつきが、いかに強力なヒットの起点になり得るかを示す好例だった。10位のPRETTY BLEAKは、国内バンドシーンから独自の熱量を放つ存在として、この週のTOP10に確かな個性を添えている。

こうして振り返ると、この週のTOP10は、J-POP、K-POP、USヒップホップ、英国ロック、映像発ポップスといった多様な潮流が一枚のチャートに同居する、まさに配信時代らしい風景だった。その中心に据えられた藤井風「PREMA」が、言語や文化の壁を越える「愛」という普遍的なテーマを携えて1位に立っていたことは、2025年という時代の音楽リスニングのあり方を象徴する出来事として、記憶しておきたい。

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2025年9月21日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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