TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2007年10月14日放送)

TOKIO HOT 100 2007-10-14 放送回ランキング ランキング

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2007年10月14日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2007年10月14日放送回)。

この週の音楽シーン

2007年10月14日のTOKIO HOT 100は、UNDERWORLDの「CROCODILE」が首位に立った週として記憶に残る。UNDERWORLDといえば90年代のクラブカルチャーを牽引したUKエレクトロニックの重鎮であり、映画「トレインスポッティング」への楽曲提供でも知られる存在だ。彼らが2000年代後半という時期にチャートの頂点に立っていたという事実そのものが、当時のJ-WAVEのリスナー層がクラブミュージックやダンスカルチャーに対して高い感度を持っていたことを物語っている。テレビの歌番組ランキングとは一線を画す、都市型のFMらしい選曲がTOP10全体からも感じ取れる週だと言える。

TOP10を見渡すと、この週の多様性の豊かさが際立つ。2位にはANGELA AKIの「AGAIN」がランクインしており、ピアノ弾き語りという骨太な表現で日本の音楽シーンに新風を吹き込んでいた彼女の存在感が伝わってくる。3位のJOSS STONEはソウルフルな歌声で世界的に評価されていたUKのシンガーで、当時まだ十代から二十代前半という若さでありながら成熟した音楽性を持っていたことが印象的だ。4位にはDREAMS COME TRUEの「ア・イ・シ・テ・ルのサイン~わたしたちの未来予想図~」が入り、90年代から続く国民的ユニットが2000年代後半もなお安定した支持を得ていたことがうかがえる。

5位のALICIA KEYSは、ピアノを軸にしたR&Bで2000年代のアメリカン・ミュージックシーンを象徴する存在であり、「NO ONE」は世界的にヒットしたナンバーとして多くのリスナーに親しまれていた。6位の東京事変は、椎名林檎を中心とした個性派バンドとして邦楽ロックシーンに独自の存在感を放っており、「キラーチューン」というタイトルからもうかがえる攻撃的でスタイリッシュな音楽性が支持を集めていた時期だ。7位のYUIは、ソロシンガーとして自作の楽曲を歌う稀有な存在として若い世代からの人気が高く、「LOVE AND TRUTH」もその等身大の言葉選びが魅力の楽曲だった。

8位のMELEEは、日本ではあまり大きくは知られていなかったものの、こうした洋楽アーティストがTOP10に自然に入り込んでくること自体が、当時のTOKIO HOT 100の懐の深さを表している。9位の平井堅は「FAKE STAR」というタイトルの楽曲で、独特の高音ボイスとメロウな世界観を持つ邦楽ソロアーティストとしての地位を確立していた時期にあたる。そして10位のJENNIFER LOPEZは、女優業と音楽活動を両立させながら世界的なポップスターとしての地位を保っていたことがうかがえるランクインだ。

このように振り返ると、2007年10月14日のTOP10は、UKのダンスミュージックの重鎮から日本の個性派バンド、アメリカのR&Bやポップスの大物まで、ジャンルも国籍も世代も横断した非常にバランスの良いラインアップだったことがわかる。特に首位のUNDERWORLDは、いわゆる「歌モノ」中心のチャートの中で異彩を放つ選曲であり、当時のFM局が持っていた音楽的な多様性への意識、そしてクラブミュージックというジャンルへのリスペクトを感じさせる象徴的な週だったと言えるだろう。この一週間のリストを眺めるだけで、2000年代後半という時代の音楽的な豊かさと、リスナーの耳の幅の広さが伝わってくる。

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2007年10月14日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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