TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2007年5月6日放送)

TOKIO HOT 100 2007-05-06 放送回ランキング ランキング

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2007年5月6日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2007年5月6日放送回)。

この週の音楽シーン

2007年5月6日のTOKIO HOT 100は、AVRIL LAVIGNEの「GIRLFRIEND」が1位を飾った回として記憶に残る一週だろう。アルバム『The Best Damn Thing』からのリードシングルとして送り出されたこの曲は、それまでのパンク寄りのイメージから一歩踏み出し、よりポップでキャッチーなサウンドへと舵を切った作品だった。ハンドクラップを模したビートやチアリーディング風のコーラスワークは、当時のラジオやMTVで繰り返し流れ、世界各地のチャートを席巻する原動力になった。ロック少女から等身大のポップアイコンへと変化していく過程を象徴する一曲として、いま振り返ってもその時代の空気をよく伝えている。

この週のTOP10全体を眺めると、2007年という年がいかに音楽的な折衷の時代だったかがよく分かる。2位にはウルフルズがBONNIE PINKやSHIHOと共演した「花さかフィーバー」がランクイン。世代もジャンルも異なるアーティストが一堂に会するコラボレーションは、当時の邦楽シーンにおける新しい試みとして注目された。3位のNE-YOによる「BECAUSE OF YOU」は、ヒップホップの感性を色濃く残しながらもメロディアスなR&Bを聴かせる楽曲で、2000年代半ばのアーバンミュージックの成熟を感じさせる。

邦楽勢も存在感を示していた。4位のYUI「CHE.R.RY」は、ドラマ主題歌としても親しまれ、彼女ならではのアコースティックギターを軸にした疾走感あるサウンドが支持を集めた時期にあたる。5位のCHEMISTRYや9位のSPITZは、それぞれ異なるアプローチながら日本のポップス/ロックの成熟した表現力を示しており、洋楽と肩を並べる形でチャートインしていたことが興味深い。8位のケツメイシ「トレイン」も、当時の邦楽ヒップホップ/R&Bシーンの広がりを物語る一曲だった。

洋楽勢に目を移せば、6位のMAROON 5「MAKES ME WONDER」は、ファンクとロックを融合させたバンドサウンドで存在感を放ち、7位のHUGH GRANT AND HAYLEY BENNETTによる「WAY BACK INTO LOVE」は、映画『ミュージック&リリック』の主題歌として大きな話題を呼んだ楽曲だ。俳優自らが歌唱するという企画性も含め、映画とポップミュージックの結びつきが強かった時期を象徴している。そして10位には、アイスランドの実験的アーティストBJORKによる「EARTH INTRUDERS」がランクイン。エレクトロニックかつトライバルなビートを取り入れたこの楽曲は、メインストリームのポップスとは一線を画す個性を放ち、チャート全体の多様性を際立たせていた。

このように改めて見渡すと、2007年5月のTOP10は、ポップ・R&B・ロック・邦楽・映画音楽・実験音楽までが同じテーブルに並ぶ、実に豊かな一週間だったことが分かる。iTunesの普及や着うたフルの隆盛によって、リスナーが国境やジャンルを越えて音楽に触れる機会が急速に広がっていた時代でもあった。そんな中で1位に輝いたAVRIL LAVIGNEの「GIRLFRIEND」は、シンプルでありながら強烈なフックを持つポップソングとして、多様な音楽が共存する当時のチャートの中でも際立つ存在感を放っていたと言えるだろう。

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2007年5月6日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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