TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2002年1月27日放送)

TOKIO HOT 100 2002-01-27 放送回ランキング ランキング

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2002年1月27日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2002年1月27日放送回)。

この週の音楽シーン

2002年1月27日放送の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、THE CHEMICAL BROTHERSの「STAR GUITAR」だった。トム・ロウランズとエド・シモンズによるこの英国出身のデュオは、90年代後半から「ビッグビート」と呼ばれるダンスミュージックの潮流を牽引してきた存在で、分厚いブレイクビーツとサイケデリックな音響効果を組み合わせたサウンドは、クラブミュージックの枠を超えてロックリスナーやポップリスナーにも支持されていた。「STAR GUITAR」はループするギターフレーズとミニマルなビートが延々と反復されていく構成が印象的で、じわじわと高揚感を積み上げていく作風は、彼らの作品群の中でも特に洗練された一曲として語られることが多い。走る列車の窓景色に合わせて音の要素が視覚的に配置されるミシェル・ゴンドリー監督によるミュージックビデオも、当時大きな話題を呼んだことで知られている。

「TOKIO HOT 100」は洋楽・邦楽を隔てず並列に扱うチャートとして、都市型のリスナー層の耳の広さを映し出す番組だった。この週のTOP10を眺めても、その多様性がよく表れている。エレクトロニカが首位を飾る一方で、2位にはLOVE PSYCHEDELICOの「STANDING BIRD」がランクイン。デビュー作『The Greatest Hits?』で洋楽的な質感の歌とロックサウンドを鳴らし、日本のシーンに新鮮な衝撃を与えたバンドの勢いが続いていたことがうかがえる。3位のスガシカオ「青空」は、ファンクやソウルの語法を独自の言葉選びで昇華する作風が定着しつつあった時期の楽曲であり、4位には宇多田ヒカルの「TRAVELING」が続く。R&Bやヒップホップのグルーヴを大胆に取り入れたこの曲は、当時の彼女の音楽的探究心を象徴する一曲として記憶されている。

5位のLISAはDragon Ash周辺のヒップホップ/R&Bシーンで活動していたヴォーカリストで、8位にはそのDragon Ashの「LIFE GOES ON」がランクインしている。ミクスチャーロックからよりメロディアスな方向へと舵を切っていた同バンドの変化が感じられる並びだ。6位のSNAIL RAMPは日本のメロディックパンク/スカシーンを支えたバンドであり、7位のJANET JACKSONは当時すでにR&Bの女王として不動の地位を築いていた大ベテランである。9位のMr.Childrenと10位のMISIAは、いずれも2000年代初頭の日本の歌謡ポップスシーンを代表する存在で、安定した支持を集めていたことがこの並びからも伝わってくる。

洋楽のクラブミュージックが首位に立ちながらも、邦楽ロック、J-R&B、パンク、そして王道のJ-POPが並び立つこの週のTOP10は、ジャンルの垣根が緩やかに溶け合っていた2000年代初頭の音楽シーンの空気を凝縮しているように思える。ラジオから流れる一曲一曲が、聴き手にとってジャンルを越境する扉になっていた時代だったのだろう。

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2002年1月27日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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