TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2024年12月29日放送)

TOKIO HOT 100 2024-12-29 放送回ランキング ランキング

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2024年12月29日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2024年12月29日放送回)。

この週の音楽シーン

2024年も暮れゆく12月29日、J-WAVE「TOKIO HOT 100」が刻んだTOP10を振り返ると、この年の終わりを象徴するような一枚が首位に立っていたことに改めて気づかされる。ROSÉとブルーノ・マーズによる「APT.」がその主役だ。BLACKPINKのメンバーとしてグローバルなポップシーンを牽引してきたROSÉが、R&Bやファンクの語法を自在に操るブルーノ・マーズと組んだこの曲は、韓国発のポップカルチャーとアメリカのメインストリームが交差する地点に生まれた一曲として、世界中のチャートを席巻した。K-POPアイドルとアメリカの人気シンガーソングライターという組み合わせ自体がすでにニュースだったが、楽曲そのものが持つキャッチーさと中毒性が、話題性だけでは終わらない普遍的な強さを証明していたと言える。年末という一年の総決算的なタイミングで、この曲が1位に位置していたことは、2024年という年がいかにグローバルなコラボレーションとジャンル横断が加速した年だったかを物語っているようにも思える。

TOP10全体を眺めると、その多様性がまた興味深い。2位にはSaya Grayという、ジャンルを軽やかに越境するアーティストが名を連ね、3位にはクリスマスシーズンならではの選曲としてチャーリー・プースの「December 25th」がランクインしている。年末という時期性がしっかりとチャートに反映されているのも、この回の面白さだろう。4位のtendreや5位のOfficial髭男dism、6位のNulbarichといった日本のアーティストたちが上位に食い込んでいる点も見逃せない。国内シーンが独自の熟成を続けながら、洋楽と並列に語られる土壌がすでに整っていたことがうかがえる。

7位にはROSÉのソロ曲「toxic till the end」も入っており、1位と合わせて彼女の存在感の大きさが際立つ週だったこともわかる。8位のTom Misch feat. Loyle Carnerは、UKのジャズ・R&B的な感性を持ち込む存在として、洋楽リスナーの耳を飽きさせない選曲だ。9位のROKAは日本のシーンから新たな才能として注目を集めていた時期であり、10位にはLE SSERAFIMの「CRAZY」日本語版がランクイン。K-POPグループが日本市場向けにローカライズした楽曲を届けるという流れも、この時期には当たり前の光景になっていた。

こうして並べてみると、2024年最後のTOP10は、K-POPとアメリカン・ポップスの融合、日本のシティポップ以降のR&B/ソウル的な潮流、そしてクリスマスという季節感までもが同居する、実に豊かな一枚のスナップショットだったと言える。「APT.」が頂点に立っていたことは象徴的で、国境やジャンルの垣根がますます溶けていく音楽シーンの姿を、この年末チャートは静かに、しかし確かに刻んでいたのだ。

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2024年12月29日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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