TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2020年4月26日放送)

TOKIO HOT 100 2020-04-26 放送回ランキング ランキング

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2020年4月26日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2020年4月26日放送回)。

この週の音楽シーン

2020年4月26日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、真っ先に目を引くのは1位に輝いた東京スカパラダイスオーケストラ「倒れないドミノ」だ。結成から30年以上を経てなお第一線を走り続けるこのビッグバンドは、自らはボーカルを持たず、その時々で旬のアーティストを招き入れてサウンドを更新し続けてきたことで知られる。ホーンセクションが生み出す躍動感とゲストボーカルの個性がぶつかり合うことで、一曲ごとに違う表情を見せられるのがスカパラの強みであり、この週の首位獲得もそうした柔軟さと普遍性の賜物と言えるだろう。放送当日はちょうど新型コロナウイルスの感染拡大を受けて緊急事態宣言が発令されていた渦中で、ライブハウスやフェスといった現場が軒並み休止を余儀なくされていた時期にあたる。バンドという編成そのものが「みんなで音を鳴らす」ことの象徴でもあるスカパラの楽曲が1位に立ったことは、当時のリスナーにとって静かな励ましのように響いたのではないかと想像したくなる。 TOP10全体を眺めると、洋楽勢の充実ぶりも印象的だ。2位のHAILEE STEINFELDによる「I LOVE YOU’S」は、フックの効いたポップスとしてラジオでの回転率が高かった一曲。3位のTHE ACESはインディーロック的な瑞々しさを持つバンドで、当時のオルタナティブ・ポップシーンの一角を担っていた存在だ。4位に入ったDUA LIPAの「BREAK MY HEART」は、彼女が2020年3月に発表したアルバム『Future Nostalgia』からの楽曲で、80年代を思わせるダンサブルなグルーヴが世界的に評価されていた時期と重なる。5位のLADY GAGAによる「STUPID LOVE」も同様に、当時発表を控えていた新作へ向けたリード曲として大きな注目を集めていた一曲だ。奇しくも自宅で過ごす時間が増えていたこの時期に、踊れるポップスが上位に並んだことは象徴的でもある。 邦楽勢では、6位に平井堅とあいみょんによる「怪物さん」がランクイン。世代の異なる二人のボーカリストが同じ楽曲で共演するという組み合わせ自体が話題性を持ち、双方のファン層を横断する形で受け入れられた。7位のOfficial髭男dismによる「パラボラ」は、バンドの持ち味であるメロディの強さと歌唱力が際立つ一曲で、当時飛ぶ鳥を落とす勢いだった彼らの勢いをそのまま体現していた。9位には稲葉浩志とSALASによるユニット、INABA/SALASの「DEMOLITION GIRL」が入っており、B’zのフロントマンとしても知られる稲葉のソロ的な表現の幅広さを感じさせるランクインだった。 その他、8位のRINA SAWAYAMAは日本出身でイギリスを拠点に活動するアーティストとして、この年に発表したデビューアルバムが国内外で高く評価されていた時期にあたる。10位のALICIA KEYSは長年にわたりR&Bシーンを牽引してきたベテランらしい説得力のある楽曲を届けていた。こうして見返すと、ジャンルも世代も国籍も異なるアーティストたちが一堂に会するチャートの多様性こそが、この番組の魅力そのものだったことが改めて浮かび上がってくる。外出もままならなかった当時、ラジオから流れる音楽が持っていた意味の大きさを、このTOP10は静かに物語っている。

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2020年4月26日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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