TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2000年1月9日放送)

TOKIO HOT 100 2000-01-09 放送回ランキング ランキング

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2000年1月9日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2000年1月9日放送回)。

この週の音楽シーン

2000年が明けたばかりの1月9日放送分「TOKIO HOT 100」を振り返ると、トップに輝いていたのはセリーヌ・ディオンの「THAT’S THE WAY IT IS」だった。世紀またぎというタイミングで、彼女のような圧倒的な歌唱力を持つポップスの女王がチャートの頂点に立っていたのは象徴的に思える。90年代後半、映画『タイタニック』の主題歌で世界的な存在感を決定づけた彼女は、2000年に入ってもなお勢いを保ち続けており、この曲もその延長線上にある力強く伸びやかなボーカルが印象的な一曲だった。ミレニアムという新しい時代の幕開けに、王道のポップバラードが多くのリスナーの支持を集めていたことがうかがえる。

2位には巨匠エリック・クラプトンの「BLUE EYES BLUE」がランクイン。こちらも映画『あなたが寝てる間に…』とは別の作品絡みのナンバーで、ベテランギタリストならではの円熟した音作りが光る。1位のセリーヌ・ディオンと並ぶことで、当時のTOKIO HOT 100が単なる新人発掘の場ではなく、世代を超えた実力派アーティストたちがせめぎ合う懐の深いチャートだったことがよくわかる。

一方で3位のベックによる「SEXXLAWS」は、当時のオルタナティブ/エレクトロニカ的な感性を色濃く反映した楽曲で、ジャンルを越境する彼のスタイルがここでも発揮されている。4位のウィル・スミス「WILL 2 K」は、俳優업としても大ブレイクしていた彼がヒップホップ・ポップの分野でも存在感を示していた時期の一曲で、タイトルからも「Y2K」を意識した遊び心が感じられ、まさに2000年という節目を体現するナンバーだ。

5位のフィオナ・アップル「FAST AS YOU CAN」は、繊細かつ内省的な作風で知られる彼女らしい一曲。6位には日本人アーティストとしてACOの「悦びに咲く花」がランクインしており、洋楽が並ぶ中でも独自の存在感を放っている。7位の電気グルーヴ「NOTHING’S GONNA CHANGE」は、日本のエレクトロ・ミュージックシーンを牽引してきた彼らならではのユーモアと実験精神が息づく楽曲で、国内外問わず尖った音楽を積極的に紹介していた当時のTOKIO HOT 100の姿勢を象徴していると言える。

8位のENIGMA「GRAVITY OF LOVE」は、神秘的でスケールの大きいサウンドスケープが特徴的で、90年代から続くワールドミュージック的な要素を取り入れたヒーリング系サウンドの系譜を感じさせる。9位のエンリケ・イグレシアス「RHYTHM DIVINE」は、ラテン系ポップスがグローバルに広がりつつあった時代を象徴する一曲。そして10位にはM-FLOの「L.O.T.(LOVE OR TRUTH)」がランクインしており、後に日本のヒップホップ/R&B/クラブミュージックシーンを牽引していく彼らの初期の躍動が刻まれている点も興味深い。

こうして並べてみると、この週のTOP10は洋楽の大御所から新世代、そして日本のオルタナティブ/クラブ系アーティストまでが入り混じる、実に多彩なラインナップだった。ミレニアムを迎えたばかりのこの時期ならではの、期待と緊張が入り混じった空気感を、このチャートは静かに物語っている。

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2000年1月9日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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