TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2000年1月30日放送)

TOKIO HOT 100 2000-01-30 放送回ランキング ランキング

本ページには広告(Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイト等)を含みます。

2000年1月30日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2000年1月30日放送回)。

この週の音楽シーン

2000年が明けてまだ間もない1月30日、J-WAVE「TOKIO HOT 100」の頂点に立っていたのは、OASISの「GO LET IT OUT」だった。前年秋にリリースされたアルバム『Standing on the Shoulder of Giants』からの先行シングルであり、90年代を通じてブリットポップの旗手として君臨してきたギャラガー兄弟が、新しい千年紀の入り口でどんな音を鳴らすのかという注目のなかで放たれた一曲だ。ループするビートと呪術的なコーラス、そしてどこかサイケデリックな浮遊感は、ギターロック然としたそれまでの彼らのイメージから一歩踏み出したサウンドで、時代の変わり目を象徴するようなナンバーとして1位に輝いたのは象徴的だった。

2位にはMISIAの「アツイナミダ」がランクイン。90年代後半から圧倒的な歌唱力で日本のR&B/ソウル・シーンを牽引してきた彼女の存在感は、この頃すでに揺るぎないものになっていた。3位のCELINE DIONは映画音楽やバラードの女王として世界的な支持を集め続けており、「THAT’S THE WAY IT IS」もその伸びやかな歌声が印象的な楽曲だ。海外の実力派ボーカリストと国内の歌姫が並ぶこの並びは、当時の洋楽・邦楽が地続きで聴かれていた空気をよく表している。

4位のBECKは、ジャンルを軽々と横断するミクスチャー感覚で90年代を駆け抜けたアーティストで、「SEXXLAWS」もファンクやソウルの要素を取り込んだグルーヴィーな仕上がり。5位のJESSICA SIMPSONは、この時期に台頭してきたティーンポップ・シーンの新星として名前が挙がる存在で、当時はブリトニー・スピアーズらとともにポップ・チャートを賑わせていた世代の一人だ。6位のDEETAHによる「EL PARAISO RICO」は、ユーロダンス/トランス的な高揚感を持つナンバーで、クラブカルチャーの熱がラジオのヒットチャートにも流れ込んでいたことを感じさせる。

7位には、サザンオールスターズの「TSUNAMI」がランクインしている。1999年末にリリースされ、瞬く間に世代を超えて浸透したこの曲は、2000年に入ってもなお高い支持を集め続けていたことがうかがえる。日本の音楽シーンにおいて、洋楽と邦楽が同じチャートの中で肩を並べていたこの時代らしい光景だ。8位のSPEECHはヒップホップグループArrested Developmentのフロントマンとしても知られ、ソロ以降もメッセージ性のある音楽性を貫いていた。9位の奥田民生「マシマロ」は、ユニコーン解散後にソロで独自の飄々とした世界観を築いていた彼らしい脱力感のあるナンバーで、当時のJ-POPの多様さを物語る。10位のGUYは80年代末から90年代にかけてニュージャックスウィングを牽引したグループで、その存在がこの時期にもチャートに顔を出していたのは興味深い。

OASISのオルタナティブな挑戦を頂点に、R&Bの歌姫、ポップスの新星、クラブミュージック、そして邦楽のロックやソウルまでが同じ10曲の中に共存していたこの週のチャートは、ジャンルの垣根がまだゆるやかで、ラジオが多様な音楽を横断的に届けていた2000年当時のリスナーの耳の広さを、いま振り返っても鮮やかに伝えてくれる。

🎧 この曲を聴くなら[PR]

2000年1月30日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

スピーカーで鳴らすなら[PR]

次の週(2000年2月6日) »

あわせて読みたい

コメント

タイトルとURLをコピーしました