TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2002年3月24日放送)

TOKIO HOT 100 2002-03-24 放送回ランキング ランキング

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2002年3月24日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2002年3月24日放送回)。

この週の音楽シーン

2002年3月24日放送分のTOKIO HOT 100で1位に輝いたのは、アラニス・モリセットの「HANDS CLEAN」。90年代半ばに「Jagged Little Pill」で衝撃的なデビューを果たし、内省と怒りを剥き出しにした歌詞世界で一時代を築いた彼女が、その後の作品を経て2002年のアルバム「Under Rug Swept」から放ったシングルがこの曲だ。デビュー作の激しさとはやや異なる、内面の記憶や関係性を静かに掘り下げるような曲調は、90年代オルタナティブ・ロックの旗手が2000年代に入りどう変化していったかを示す好例として、当時のリスナーにも興味深く受け止められていたはずだ。

2位にはブランディの「WHAT ABOUT US?」がランクイン。90年代からR&B/ヒップホップ・ソウルの分野で活躍してきた彼女が、2000年代初頭にプロデューサー陣と組んで放ったこの曲は、当時のUSブラック・ミュージックの洗練度を示す一曲だった。3位にはMISIAの「果てなく続くストーリー」。圧倒的な歌唱力で邦楽シーンを牽引していた彼女の存在感が伝わってくる並びだ。

4位には京都出身のロックバンド、くるりの「ワ-ルズエンド・スーパーノヴァ」。バンドとしての独自の音楽性を追求しながらもポップフィールドで支持を広げていた時期の一曲であり、5位の宇多田ヒカル「光」と並ぶことで、2002年前後の邦楽シーンの多様さが浮かび上がる。「光」は人気ゲームシリーズとのタイアップでも知られ、当時のティーンから幅広い層にまで届いた楽曲だ。

6位の原由子「太陽は泣いている」も見逃せない。サザンオールスターズのメンバーとして知られる彼女のソロ活動における一曲で、バンドとは異なる柔らかな音楽性を楽しめる。7位のVOICES OF KOREA/JAPANによる「LET’S GET TOGETHER NOW」は、この年の初夏に日韓共同開催が控えていたサッカーの国際大会を意識した企画色の強い楽曲と言える。国境を越えたコラボレーションという打ち出し方自体が、2002年という年ならではの空気を伝えている。

8位はペット・ショップ・ボーイズの「HOME AND DRY」。80年代からエレクトロニック・ポップの美学を貫いてきた彼らが、2002年になってもなお洗練されたサウンドプロダクションで存在感を放っていたことがわかる。9位のシェリル・クロウ「SOAK UP THE SUN」は、乾いたルーツロック的なサウンドと開放的なメロディが印象的で、当時のアメリカのアダルト・コンテンポラリー〜ロック層に広く支持された曲だ。そして10位には元JUDY AND MARYのYUKIによる「プリズム」。バンド解散後にソロアーティストとして独自の道を切り拓いていた彼女の、ポップでありながら個性的な表現が光る一曲としてランクインしている。

このTOP10を並べて眺めると、洋楽・邦楽を問わずジャンルも世代も異なるアーティストたちが同じチャートの上で肩を並べていたことがよくわかる。ロック、R&B、Jポップ、エレクトロニック・ポップ、そして国際的なイベントを見据えた企画曲までが混在するこの週のランキングは、2002年という時代がどれほど多様な音楽的興味を許容していたかを物語る貴重な記録と言えるだろう。

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2002年3月24日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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