TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2002年4月14日放送)

TOKIO HOT 100 2002-04-14 放送回ランキング ランキング

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2002年4月14日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2002年4月14日放送回)。

この週の音楽シーン

2002年4月14日放送の「TOKIO HOT 100」で首位に立ったのは、シェリル・クロウの「SOAK UP THE SUN」だった。アルバム『C’mon, C’mon』からのシングルで、抜けの良いギターのカッティングと弾むようなグルーヴ、そして誰もが口ずさめる開放的なメロディが持ち味の一曲。タイトルどおり「陽射しを浴びよう」という気分そのものを音にしたようなナンバーで、4月という季節の変わり目、少しずつ日差しが強まっていくこの時期にラジオから流れてきたことを覚えているリスナーも多いはずだ。難しいことを考えずに肩の力を抜いて聴ける普遍的なポップスとして、シェリル・クロウのキャリアの中でも代表曲のひとつに数えられる楽曲である。

この週のTOP10を眺めると、洋楽と邦楽がまったく垣根なく混在しているのがいかにも「TOKIO HOT 100」らしい。2位にはJUDY AND MARY解散後にソロ活動を本格化させていたYUKIの「プリズム」。浮遊感のあるポップセンスが際立つ一曲で、バンド時代とは違う個の表現力を打ち出していた時期の作品だ。3位はペット・ショップ・ボーイズの「HOME AND DRY」。80年代から続くエレクトロポップの名手たちが、円熟した哀愁を漂わせながらも軽やかなダンスビートを聴かせてくれる。

4位にはくるりの「ワ-ルズエンド・スーパーノヴァ」がランクイン。轟音ギターとポップなメロディが同居する構成は、ロックバンドとしての振れ幅の広さを示すもので、当時のシーンにおけるくるりの評価の高さがうかがえる。5位のケツメイシ「トモダチ」は、ヒップホップの語り口を親しみやすいメロディに落とし込むスタイルで支持を広げていた頃の楽曲。6位には宇多田ヒカルの「光」がランクインしている。透明感のある声と洋楽的なアレンジ感覚を併せ持つ楽曲で、彼女が国内外で存在感を放っていた時期を象徴する一曲だ。

7位のJADE ANDERSONによる「SWEET MEMORIES」は、松田聖子の名曲をルーツにしたカバーで、原曲の切なさを英語詞と伸びやかな歌唱で新たに解釈し直している。8位には当時大きな注目を集めていたノラ・ジョーンズの「DON’T KNOW WHY」。ジャズ、フォーク、カントリーが溶け合ったような静かなグルーヴと、抑制の効いたヴォーカルが世界中のリスナーの耳を捉えていた時期であり、この曲をきっかけに彼女のデビュー作『Come Away With Me』が広く語られるようになっていく。9位のBIRD「散歩しよう(J-WAVE LIVING IN TOKYO VERSION)」は番組と縁の深いバージョンで、都市の空気感を歌に落とし込んだ楽曲として親しまれた。10位はオアシスの「THE HINDU TIMES」。ギターロックの原点回帰を感じさせる骨太なサウンドで、UKロックがまだ強い存在感を持っていた時代の空気を伝えている。

こうして振り返ると、この週のチャートはメロウなアメリカン・ポップから国内バンド、ヒップホップ、エレクトロ、UKロックまでを一枚のプレイリストのように横断しており、2002年という年がいかに多様な音楽が同時進行していた時代だったかを物語っている。シェリル・クロウの明るいサウンドが先頭に立っていたこの週は、季節の変わり目にふさわしい、開放的で懐の深いラインナップだったと言えるだろう。

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2002年4月14日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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