TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2005年9月11日放送)

TOKIO HOT 100 2005-09-11 放送回ランキング ランキング

本ページには広告(Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイト等)を含みます。

2005年9月11日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2005年9月11日放送回)。

この週の音楽シーン

2005年9月11日のTOKIO HOT 100を振り返ると、頂点に立っていたのはCRAIG DAVIDの「ALL THE WAY」だった。2000年代前半、UKガラージやR&Bのフィールドから登場した彼は、繊細な歌声とダンスミュージックのビート感を融合させたスタイルで日本のリスナーにも広く支持されていた。この時期の彼の作品は、初期の勢いから一歩進んで、よりポップでソウルフルな方向へと成熟を見せており、「ALL THE WAY」もそうした流れを汲む一曲として、都会的な夜の空気を思わせるサウンドプロダクションが印象的だった。当時のTOKIO HOT 100は、洋楽と邦楽が国境を意識させることなく並び立つチャートとして知られていたが、この週のTOP10はまさにその縮図のようなラインナップだ。

2位には日本語ラップシーンを牽引していたRIP SLYMEの「UNDER THE SUN」がランクイン。軽快でユーモラスなライム捌きと洗練されたトラックメイクは、2000年代半ばの邦楽ヒップホップが持っていたポップネスを象徴していた。3位にはTHE ROLLING STONESの「ROUGH JUSTICE」が入り、ロック・レジェンドが現役感を保ち続けていたことも興味深い。ベテランバンドが新曲でチャートに顔を出すのは、当時のTOKIO HOT 100が単なる新人発掘の場ではなく、幅広い世代・ジャンルの音楽を等しく扱う懐の深さを持っていたことの証だろう。

4位のm-flo loves LISAによる「TRIPOD BABY」は、m-floが展開していた”loves”シリーズの一つで、多彩なゲストヴォーカリストとのコラボレーションを通じてジャンルの垣根を軽やかに越えていく彼らの姿勢が表れている。5位には映画『NANA』の劇中バンドという設定から生まれたNANA starring MIKA NAKASHIMAの「GLAMOROUS SKY」。中島美嘉の圧倒的な歌唱力とロックなアレンジが融合したこの曲は、当時の音楽と映像コンテンツのクロスオーバーを象徴する存在でもあった。

6位のO-ZONE「DRAGOSTEA DIN TEI」は、ルーマニア発のユーロダンスが世界的なミームとして広まった稀有な例で、言語の壁を越えて耳に残るメロディの強さを改めて感じさせる。7位のDef Tech「POWER IN DA MUSIQ〜UNDERSTANDING」は、日本語と英語を自在に行き来するスタイルで独自のポジションを築いていたユニットらしい一曲だ。8位のTristan Prettyman、9位のEric Clapton「SO TIRED」は、それぞれ新世代シンガーソングライターとロック界の重鎮という対照的な立ち位置ながら、どちらも「歌」の力を感じさせる。10位のYUKI「歓びの種」は、Judy and Maryを経てソロで独自の音楽性を深めていた彼女らしい、透明感とポップセンスが同居した楽曲だった。

こうして並べてみると、この週のチャートは洋楽ポップス、UKソウル、邦楽ヒップホップ、ロック、ユーロダンス、映画タイアップ曲までが自然に共存しており、2005年という時代がまだジャンルの境界を横断しながら音楽を楽しむ空気を残していたことがよくわかる。CRAIG DAVIDの1位獲得は、そうした多様性の中でも洗練されたグルーヴが多くのリスナーの心を掴んでいたことを物語っている。

🎧 この曲を聴くなら[PR]

2005年9月11日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

ワイヤレスでも高音質で[PR]

次の週(2005年9月18日) »

あわせて読みたい

コメント

タイトルとURLをコピーしました