TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2010年1月3日放送)

TOKIO HOT 100 2010-01-03 放送回ランキング ランキング

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2010年1月3日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2010年1月3日放送回)。

この週の音楽シーン

2010年最初の週末、「TOKIO HOT 100」が新年一発目に選んだ1位は、安室奈美恵の「FAST CAR」だった。前年に発表されたアルバム収録曲を含む充実期の彼女らしく、疾走感のあるトラックに乗せて突き抜けるような歌声を聴かせる一曲で、年明けの空気にふさわしい爽快なオープニングナンバーとして多くのリスナーに迎えられたことが想像できる。2000年代を通じてダンスミュージックとポップスの橋渡し役を担ってきた安室奈美恵が、新しい10年の幕開けにチャートの頂点に立っていたという事実は、当時の日本の音楽シーンにおける彼女の存在の大きさを改めて物語っている。

2位には東京事変の「能動的三分間」がランクイン。椎名林檎を中心とするこのバンドは、緻密な楽曲構成と実験精神を持ちながらもポップスとしての強度を失わない稀有な存在であり、この曲もタイトル通りコンパクトな尺の中に情報量の多いアレンジを詰め込んだ意欲作だった。3位のいきものがかり「じょいふる」は、まさにこの時期のJ-POPを象徴する国民的ヒット曲のひとつで、シンプルで前向きなメッセージとメロディが幅広い層に支持されていたことがうかがえる。バンドサウンドとアイドル的な人気を併せ持つ稀有なグループとして、当時の音楽シーンに独自の地位を築いていた。

洋楽勢にも目を向けると、4位にはアリシア・キーズの「TRY SLEEPING WITH A BROKEN HEART」、5位にはノラ・ジョーンズの「CHASING PIRATES」がランクイン。ともに実力派の女性シンガーソングライターとして、ソウルフルな歌唱力とジャズやR&Bのエッセンスを取り入れた楽曲で高い評価を得ていた時期だ。9位のマイケル・ジャクソン「THIS IS IT」は、前年に急逝した彼を追悼するドキュメンタリー映画の主題歌であり、この時期のチャートに彼の名前が刻まれていることそのものが、音楽シーン全体に与えた衝撃の大きさを物語っている。10位のレディー・ガガ「BAD ROMANCE」は、まさにこれから世界的なブレイクを果たしていく彼女の勢いを感じさせるナンバーで、2010年代のポップスシーンの新しい潮流を予感させる存在だった。

邦楽に戻れば、6位のフランプールによる「CALLING」は、当時人気を博していたロックバンドらしい伸びやかなボーカルとメロディアスな楽曲が魅力。7位のEXILE「ふたつの唇」、8位の桑田佳祐「君にサヨナラを」も、それぞれ独自のスタイルでリスナーの心をつかんでいたことが並びからも伝わってくる。EXILEはパフォーマンス集団としての存在感を強めていた時期であり、桑田佳祐はソロアーティストとしても円熟した歌世界を紡いでいた。こうして見渡すと、この週のTOP10は邦楽・洋楽、ベテラン・新世代が入り混じり、2010年という新しい時代の入り口にふさわしい多様性を見せていたと言える。安室奈美恵の「FAST CAR」を先頭に据えたこの週のランキングは、当時のリスナーが何を求めていたのかを静かに映し出す、ひとつの貴重な記録だったのだろう。

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2010年1月3日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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