TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2011年10月2日放送)

TOKIO HOT 100 2011-10-02 放送回ランキング ランキング

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2011年10月2日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2011年10月2日放送回)。

この週の音楽シーン

2011年10月2日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、この週の1位はレッド・ホット・チリ・ペッパーズの「LOOK AROUND」だった。ギタリストがジョン・フルシアンテからジョシュ・クリングホッファーへと交代し、新体制での作品を世に問うていた時期にあたる。長年のファンにとってはバンドの化学変化そのものが聴きどころであり、フリーの跳ねるベースラインとチャド・スミスの手数の多いドラムが土台を支えながら、ギターの質感がこれまでとは違う手触りを持っていたことに気づかされた人も多かったはずだ。アンソニー・キーディスのヴォーカルは相変わらずタフでありながら、どこか円熟味を増しており、ベテランバンドが新しいメンバーを迎え入れながらもバンドとしてのアイデンティティを崩さない強さを感じさせる一曲だった。

2位にはアンドロップの「BELL」がランクインしている。宅録から出発し、轟音とポップさを両立させるサウンドメイクで注目を集めていたバンドで、日本のロックシーンにおいて内省的な言葉選びと開放的なメロディを結びつける存在感を放っていた。3位のサカナクションの「エンドレス」も、バンドサウンドとエレクトロニックな質感を融合させる作風が際立っており、この時期の邦楽ロックが単なるギターバンドの枠を超えて、ダンスミュージックやテクノの語彙を積極的に取り込んでいたことがうかがえる。

洋楽勢に目を向けると、4位のデヴィッド・ゲッタ feat. アッシャーによる「WITHOUT YOU」、6位のアヴァランチーズ・シティ「LOVE LOVE LOVE」など、EDMがポップスの主流に躍り出ようとしていた時代の空気が色濃く反映されている。クラブミュージックがラジオのチャートに自然に並ぶようになったのもこの前後からで、ダンスフロアとリスナーの日常が地続きになっていく過渡期だったと言える。一方でカサビアンの「DAYS ARE FORGOTTEN」やコールドプレイの「PARADISE」のように、英国発のロックバンドが依然として強い存在感を保っていたことも見逃せない。ミック・ジャガーが参加したスーパーヘヴィの「MIRACLE WORKER」がランクインしているのも象徴的で、ベテランロッカーたちがジャンルを横断したスーパーグループという形で新しい表現を模索していた時期でもあった。

邦楽からは星野源の「日常」が8位に入っている。ソロアーティストとしての活動を本格化させていた頃で、ポップスの中に独特のユーモアと軽やかなグルーヴを織り込むスタイルが徐々に浸透し始めていた。10位には2NE1の「I AM THE BEST」がランクイン。K-POPガールズグループが日本のリスナーにも強く訴求し始めた時期で、力強いビートと堂々としたパフォーマンス性がチャートの中でも異彩を放っていた。

こうして見渡すと、この週のTOP10はロック、エレクトロニック、シンガーソングライター、K-POPと、ジャンルの垣根を感じさせない構成になっている。ベテランバンドの変化と新世代の台頭が同じ週の同じチャートに並び立っていたことこそ、当時の音楽シーンの豊かさと転換期らしさを物語っている。

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2011年10月2日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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