TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2012年4月22日放送)

TOKIO HOT 100 2012-04-22 放送回ランキング ランキング

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2012年4月22日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2012年4月22日放送回)。

この週の音楽シーン

2012年4月22日放送回の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、Perfumeの「Spring of Life」だった。この曲は同年公開のNTTドコモのCMソングとして起用され、桜が舞う季節にふさわしい爽やかなナンバーとして茶の間にも浸透していった。中田ヤスタカが手がけるサウンドは、この時期すでに一つの完成形に達していたと言っていい。無機質になりがちなテクノポップの骨格に、あたたかみのあるメロディとPerfume三人のハーモニーが重なることで、単なる打ち込みミュージックを超えた「季節感のあるポップス」として響いていたのが印象的だ。2012年という年は、Perfumeにとってもキャリアの転換点だった。国内での存在感はすでに確固たるものになっており、同時に海外へのアプローチも本格化していた時期にあたる。そうした勢いの中でリリースされた本作が、春の訪れとともにチャートの頂点に立ったことは象徴的だったと言えるだろう。

この週のTOP10を眺めると、洋楽勢の存在感も際立っている。2位にはMadonnaの「Girl Gone Wild」、3位にはNicki Minajの「Starships」がランクインしており、当時のダンスミュージック/EDM的なムーブメントが世界的に高まっていたことがうかがえる。Nicki Minajはラッパーとしての顔とポップアイコンとしての顔を併せ持つ存在として急速に注目を集めており、「Starships」はその象徴ともいえる一曲だった。またMadonnaもキャリアを重ねながら常に同時代のサウンドを取り込み続けるアーティストとして、この時期もクラブミュージックのトレンドを反映した楽曲を送り出していた。7位のEmeli Sandeや9位のfun.「We Are Young」も、当時の洋楽シーンの多様性を物語る存在だ。fun.はインディーロック的な出自を持ちながらも大衆的なヒットを生み出し、Emeli Sandeは英国的なソウル/ポップの新しい世代を象徴していた。

国内勢に目を向けると、4位に藤巻亮太の「シーズンドライブ」、6位にNIKIIEの「カナリア」、8位にきゃりーぱみゅぱみゅの「CANDY CANDY」、10位に桑田佳祐の「幸せのラストダンス」がランクインしている。レミオロメンとしての活動休止を経てソロとして歩み始めていた藤巻亮太の楽曲は、ドライブソングとしての開放感を持ちながらも、彼らしい情感のあるメロディが際立つ。きゃりーぱみゅぱみゅは中田ヤスタカプロデュースという点でPerfumeと共通項を持ちながらも、よりポップでカラフルな世界観を打ち出しており、この年から翌年にかけて「カワイイ」文化を音楽で体現する存在として国内外から注目を集めていくことになる。桑田佳祐は日本のポピュラー音楽シーンにおいて世代を超えて支持される稀有な存在感を放ち続けており、この週のランクインもその安定感を物語っている。

洋楽・邦楽が入り混じり、テクノポップからソウル、ヒップホップ、ロックまで多様なジャンルが並ぶこの週のチャートは、2012年という年がいかに音楽的に豊かで越境的だったかを物語っている。その中心に立ったPerfumeの「Spring of Life」は、日本のポップミュージックが持つ緻密さと親しみやすさを凝縮した一曲として、今聴き返しても色褪せない輝きを放っている。

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2012年4月22日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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