TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2014年3月9日放送)

TOKIO HOT 100 2014-03-09 放送回ランキング ランキング

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2014年3月9日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2014年3月9日放送回)。

この週の音楽シーン

2014年3月9日のJ-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いたのはJUJUの「HOT STUFF」だった。この時期のJUJUは、伸びやかで芯のあるボーカルを武器に、大人のリスナー層からも幅広い支持を集めていたシンガーである。タイトルの持つ熱量そのままに、都会的で洗練されたグルーヴを感じさせる楽曲は、朝や夕方の情報番組的な時間帯にも自然と溶け込む説得力を持っていたはずだ。声質そのものに説得力があるアーティストが上位に来るのは、この時代のTOKIO HOT 100らしい光景でもあった。

TOP10全体を眺めると、2014年前半という時代の空気がよく表れている。2位のBECKは、90年代からオルタナティブ・ロックシーンを牽引してきたベテランでありながら、この時期も新しい作品で存在感を示し続けていた。3位にはCLEAN BANDIT feat. JESS GLYNNEの「RATHER BE」がランクイン。クラシカルな弦楽器のアレンジとダンスミュージックを融合させたこの曲は、まさに2014年を象徴する世界的ヒットとなり、後にグラミー賞を受賞するなど、EDMとポップスの境界が溶け合っていく時代の潮流を先取りしていた。

邦楽勢も存在感を放っている。4位のゆず「ヒカレ」、5位のASIAN KUNG-FU GENERATION「ローリングストーン」、6位のKANA-BOON「結晶星」と、世代を超えたバンド・アーティストが並ぶのは興味深い。ゆずは結成から10年以上を経てなお安定した人気を誇り、アジカンはロックシーンの中核として、そしてKANA-BOONは当時勢いを増していた若手バンドとして、それぞれ異なる立ち位置からチャートに名を連ねていた。8位のandropもまた、バンドサウンドとエレクトロニックな質感を融合させる作風で、当時のロックリスナーの耳を捉えていたグループだ。

洋楽勢では、7位にONE DIRECTIONの「STORY OF MY LIFE」がランクイン。世界的なボーイズグループとして絶頂期にあった彼らの、フォーキーな質感を取り入れた楽曲は、アイドルポップの枠を超えた作家性を感じさせるものだった。9位のPHARRELL WILLIAMS「HAPPY」は、この年を代表するアンセムのひとつと言っていいだろう。映画「怪盗グルーの月泥棒3」からのシングルとして始まったこの曲は、シンプルながら普遍的な高揚感を持つメロディーとメッセージで、世界中のあらゆる世代に浸透していった。10位のLILY ALLENは、皮肉とユーモアを効かせた歌詞世界とポップなサウンドで独自の地位を築いてきたアーティストで、「AIR BALLOON」でもその持ち味は健在だった。

邦楽・洋楽、ベテラン・新人が入り混じったこの週のTOP10は、2014年という年がジャンルの垣根を越えて音楽が行き交っていた時期であったことを物語っている。JUJUの「HOT STUFF」が1位に立ったこの週は、そうした多様な音楽的潮流の交差点を切り取った、ひとつの貴重なスナップショットとして今も聴き返す価値があるはずだ。

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2014年3月9日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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