TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2015年3月15日放送)

TOKIO HOT 100 2015-03-15 放送回ランキング ランキング

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2015年3月15日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2015年3月15日放送回)。

この週の音楽シーン

2015年3月15日のTOKIO HOT 100で首位に立ったのは、カーリー・レイ・ジェプセンの「I REALLY LIKE YOU」だった。2012年の世界的大ヒット「Call Me Maybe」で一躍時の人となった彼女にとって、この曲はその後のキャリアを占う重要な一曲だったと言える。ミュージックビデオにトム・ハンクスを起用し、終盤にはジャスティン・ビーバーも顔を出すという遊び心のある演出が話題を呼んだことは、当時を知る音楽ファンなら記憶に新しいはずだ。楽曲そのものは、きらびやかなシンセサイザーと弾けるようなビートを軸にした、極めてポップで純度の高いダンスポップに仕上がっており、単なる一発屋では終わらないソングライターとしての実力を感じさせるものだった。後に高く評価されることになるアルバム『E•MO•TION』への布石として、このシングルは彼女の音楽性の幅を示す重要なピースだったのである。

2位にはKEYTALKの「FLAVOR FLAVOR」がランクイン。疾走感のあるギターロックとキャッチーなメロディで支持を集めていた彼らの存在は、邦楽ロックシーンの元気の良さを象徴していた。3位のゼッド feat. セレーナ・ゴメス「I WANT YOU TO KNOW」は、EDMがポップスの主流に完全に溶け込んでいた時代の空気を伝える一曲だ。4位にはB’zの「LAS VEGAS」。デビューから四半世紀以上を経てもなお第一線でシングルを送り出し続ける稀有な存在として、このランクインは日本のロックシーンの底力を物語っていた。5位のノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズは、オアシス解散後もソングライターとしての矜持を貫くノエルの姿勢を示す一曲で、UKロックの系譜を今に伝える存在感を放っていた。

6位のジョルジオ・モロダー feat. カイリー・ミノーグ「RIGHT HERE, RIGHT NOW」も見逃せない。ディスコ・エレクトロニック音楽の始祖とも言えるモロダーが、長いブランクを経て新作を発表し、ダンスミュージックの歴史そのものが現在進行形で更新される様を体現していた。7位のFLOWER feat. リトル・ミックスは、日本のガールズグループと海外アクトのコラボレーションという、当時徐々に増えていた国境を越えた企画のひとつだった。8位のリアーナ、カニエ・ウェスト、ポール・マッカートニーによる「FOURFIVESECONDS」は、ジャンルも世代も異なる三者の共演という点で異彩を放ち、当時のポップシーンにおける実験精神を象徴する存在だった。9位のチャットモンチーの「ときめき」は、日本のインディー/オルタナティブロックの豊かな表現力を示す楽曲であり、10位のサム・スミス「STAY WITH ME」は、ソウルフルな歌声で世界を席巻した彼の代表曲として、このタイミングでもなお存在感を放っていた。

このように振り返ると、2015年3月のこの週のTOP10は、若手の台頭とベテランの健在ぶりが交錯し、洋楽と邦楽、ロックとポップス、ダンスミュージックが渾然一体となった、実に多層的なラインナップだったことがわかる。カーリー・レイ・ジェプセンの首位獲得は、ポップミュージックが単なる消費物ではなく、アーティストの成長と再定義の場でもあることを静かに証明していたのではないだろうか。

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2015年3月15日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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