TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2016年2月21日放送)

TOKIO HOT 100 2016-02-21 放送回ランキング ランキング

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2016年2月21日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2016年2月21日放送回)。

この週の音楽シーン

2016年2月21日放送の「TOKIO HOT 100」で首位に輝いたのは、BUMP OF CHICKENの「BUTTERFLY」だった。この曲は劇場版ポケットモンスターの主題歌として広く親しまれ、バンドが長年培ってきたメロディの強さと、藤原基央の書く歌詞世界の透明感が存分に発揮された一曲として記憶されている。デビューから20年近くを経てなお第一線で新曲を発表し続け、幅広い世代のリスナーに届く楽曲を生み出せることこそ、BUMP OF CHICKENというバンドの底力を示していたと言えるだろう。ロックバンドがタイアップ主題歌でありながら自身の作家性を貫き通す、その姿勢がこの週の1位という結果にも表れていたのではないか。

TOP10全体を眺めると、2016年初頭という時期ならではの多様性が浮かび上がってくる。2位には当時世界的なヒットを飛ばしていたリアーナがドレイクを迎えた「WORK」がランクイン。レゲエ・ダンスホールの要素を大胆に取り入れたこの曲は、海外ヒットチャートの潮流が日本のリスナーにもリアルタイムで届いていたことを物語る。5位のマーク・ロンソン feat. ブルーノ・マーズ「UPTOWN FUNK」も同様に、ファンク・ソウルのリバイバルが世界的なムーブメントとして定着していた時代の空気を伝えている。

国内アーティストに目を向ければ、3位に秦基博の「スミレ」、9位にスガシカオの「真夜中の虹」がランクインしており、シンガーソングライターの系譜が着実に支持を集めていたことがわかる。じっくりと言葉を届けるタイプの楽曲が、キャッチーな洋楽ヒットと肩を並べて上位に位置していたのは、このチャートがリスナーの耳の広さを映し出す鏡だった証拠だろう。

そして4位には、当時まさにブレイク前夜だったSUCHMOSの「STAY TUNE」がランクイン。都会的でレイドバックした質感のグルーヴは、この後の日本のシティポップ再評価やオルタナティブなバンドシーンの盛り上がりを予感させるものだった。このタイミングで上位に食い込んでいたことは、後から振り返ると象徴的な出来事として語られることが多い。

7位のE-GIRLSによる「DANCE WITE ME NOW!」は、当時全盛期にあったLDH系グループの勢いを感じさせるナンバーで、大人数編成ならではのダイナミックなダンスミュージックが支持を集めていた時期だった。一方で8位には上原ひろみ THE TRIO PROJECTの「SPARK」がランクインしており、ジャズ・インストゥルメンタルの楽曲がポップスと並んでチャートに名を連ねる懐の深さも、このチャートらしい特徴のひとつだったと言える。10位のFOXES「AMAZING」は、海外のエレクトロポップ・シンガーが日本でも一定の存在感を放っていたことを示している。

こうして振り返ると、この週のTOP10は邦楽ロック、洋楽ヒット、シンガーソングライター、ダンスミュージック、そしてジャズまでもが一堂に会する、実に多層的なラインナップだった。BUMP OF CHICKENの「BUTTERFLY」が頂点に立ったこの週は、ジャンルの垣根を越えて良質な音楽が共存していた時代の空気を今に伝えている。

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2016年2月21日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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