TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2017年8月27日放送)

TOKIO HOT 100 2017-08-27 放送回ランキング ランキング

本ページには広告(Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイト等)を含みます。

2017年8月27日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2017年8月27日放送回)。

この週の音楽シーン

2017年8月27日放送の「TOKIO HOT 100」は、夏の終わりを感じさせる残暑の中、邦楽と洋楽が入り混じった実に表情豊かな顔ぶれとなった。1位に輝いたのは星野源「FAMILY SONG」。木村拓哉主演のTBS系ドラマ「A LIFE〜愛しき人〜」の主題歌として書き下ろされた楽曲で、前年に「恋」が社会現象的な大ヒットとなった星野源にとって、その勢いをどう次につなげるかが注目される時期のシングルだった。「恋」がコミカルで振り付けまで広がる祝祭的なポップソングだったのに対し、「FAMILY SONG」はタイトル通り家族というテーマに真正面から向き合う内容で、ドラマの重厚な人間ドラマに寄り添うような温度感を持つ。派手さよりも歌詞世界と歌声の説得力で聴かせる作りは、アーティストとしての成熟を感じさせるものだったと言える。 2位には「打上花火」DAOKO×米津玄師。もともと岩井俊二がプロデュースした映像作品にインスパイアされた実写映画の主題歌として制作され、DAOKOの透明感あるボーカルと米津玄師の作家性・歌唱が掛け合わされたことで、単なる映画タイアップ曲を超えたポップスとして夏の定番になった一曲だ。当時、米津玄師はボカロP・ハチとしてのバックグラウンドを持ちながらアーティストとしての存在感を急速に強めていた時期で、このコラボはその転換点を象徴する出来事のひとつとして記憶されている。 3位以下には洋楽勢がずらりと並ぶ。Calvin Harris「FEELS」はPharrell Williams、Katy Perry、Big Seanという豪華な顔ぶれを迎えたサマーアンセムで、当時のEDM/ポップクロスオーバーの流れを象徴する存在。5位のAvicii「Without You」も同様に、エレクトロニックミュージックがメインストリームの一角を占めていた時代の空気を伝える。Charli XCXの「Boys」は多数の男性ミュージシャンやアクターが登場するミュージックビデオが話題を呼んだ作品で、ポップの文脈でのフェミニズム的視点も含みつつ軽やかに響く一曲だった。8位のKesha「Praying」は、長い法廷闘争や活動休止を経ての復帰作という背景を持ち、力強いバラードとして多くのリスナーの心をつかんだ。10位のJustin Bieber「Friends」も含め、この週は当時の欧米ポップシーンの多様さがそのまま反映された並びといえる。 邦楽勢では4位にSPITZ「1987→」、7位に桑田佳祐「オアシスと果樹園」がランクイン。ともに日本のロック・ポップスシーンを長年支えてきたベテランが、それぞれのスタイルを崩さずに新曲を送り出していたことがうかがえる。9位の三浦大知「U」は、ダンスとボーカルの両面で高い評価を得てきたアーティストらしい、グルーヴ感のある一曲だった。 こうして眺めると、この週のTOP10は国内外・世代・ジャンルの垣根を越えた多彩なラインナップであり、2017年という年がポップミュージックにとってどれだけ豊かな時期だったかを物語っている。星野源が家族というテーマで静かに1位に立ったその週、隣にはEDMの熱気も、青春ソングの輝きも、ベテランの円熟も並んでいた。ラジオという媒体がジャンルを問わず「今」を切り取っていた証のような一週間だったと言えるだろう。

🎧 この曲を聴くなら[PR]

2017年8月27日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

次の週(2017年9月3日) »

ワイヤレスでも高音質で[PR]

あわせて読みたい

コメント

タイトルとURLをコピーしました