TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2018年1月14日放送)

TOKIO HOT 100 2018-01-14 放送回ランキング ランキング

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2018年1月14日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2018年1月14日放送回)。

この週の音楽シーン

2018年1月14日放送の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、EMINEMがED SHEERANを迎えた「RIVER」だった。前年に発表されたアルバムからのカットで、荒々しいラップと甘く伸びやかなフックが同居する一曲は、ヒップホップとポップスの境界が急速に溶け合っていた当時のシーンを象徴していたと言える。EMINEMというキャリア十数年を誇るベテランと、ED SHEERANという若き才能の組み合わせは、世代もジャンルも異なるアーティスト同士のコラボレーションが特別なものではなく、むしろ当たり前の選択肢になっていたことを物語っている。

興味深いのは、この週のチャートを見渡すと3位に同じくED SHEERANの「SHAPE OF YOU」が入っていることだ。一人のアーティストが異なる形で複数曲チャートインするのは、ストリーミングを軸にした聴取スタイルが定着し、ヒット曲の消費のされ方が多様化していたこの時期らしい光景だった。ラジオというメディアもまた、そうしたリスナーの嗜好の変化を敏感に反映していたのだろう。

TOP10の顔ぶれを眺めると、洋楽と邦楽が自然に混ざり合っている点も見逃せない。2位にはGENERATIONS FROM EXILE TRIBEの「ALRIGHT! ALRIGHT!」、4位には安室奈美恵の「FINALLY」、6位に宇多田ヒカル、9位には米津玄師の「ピースサイン」が並ぶ。安室奈美恵は同年の引退を控えていた時期であり、「FINALLY」というタイトルそのものが持つ意味合いも含めて、多くのリスナーの耳に特別な響きを持って届いていたはずだ。宇多田ヒカルの「あなた」もまた、朝ドラ主題歌として広く親しまれていた楽曲で、邦楽シーンの重鎮たちが健在ぶりを示していた週でもあった。

洋楽勢に目を向ければ、BRUNO MARSがCARDI Bを迎えた「FINESSE」のリミックス、TAYLOR SWIFTの「GORGEOUS」、AXWELL Λ INGROSSOのダンスミュージック、そしてSZAとCALVIN HARRISによる「THE WEEKEND」のファンクリミックスと、ポップス・EDM・R&Bが横並びで聴けるのもこの番組らしい構成だった。ジャンルを問わず「今このタイミングで鳴っている音」を並列に提示するプレイリスト的な感覚は、当時のラジオが担っていた重要な役割のひとつだったと思う。

振り返れば2018年という年は、ストリーミングサービスの浸透によって音楽の聴かれ方が大きく変化していく転換点だった。EMINEMとED SHEERANという組み合わせが1位を飾ったこの週は、ベテランと新世代、ヒップホップとポップス、洋楽と邦楽といった様々な境界が緩やかに溶け合っていく時代の空気を、コンパクトに切り取ったチャートだったのではないだろうか。改めて曲を聴き直すと、当時のリスナーが何を求め、何に心を動かされていたのかが立ち上ってくるようだ。

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2018年1月14日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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