TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2020年1月12日放送)

TOKIO HOT 100 2020-01-12 放送回ランキング ランキング

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2020年1月12日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2020年1月12日放送回)。

この週の音楽シーン

2020年1月12日放送分の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いたのはKing Gnuの「TEENAGER FOREVER」だった。King Gnuといえば前年に「白日」が幅広い層に浸透し、バンドとしての知名度を一気に押し上げた存在だが、この曲はよりバンドサウンドの躍動感やライブ感を前面に出した仕上がりで、常田大希と井口理のツインボーカルが生み出す緊張と解放の振れ幅を存分に楽しめる一曲だったと言える。年明け最初期のチャートで、こうした勢いのある国内バンドが首位に立っていたことは、当時のリスナーの熱量をよく物語っている。

TOP10全体を眺めると、洋楽と邦楽がバランス良く並んでいるのがこの時期らしい特徴だ。2位にはThe Weekndの「BLINDING LIGHTS」がランクイン。後にこの曲は世界的なロングヒットとなり、後年のチャート史を塗り替えるほどの存在感を放つことになるが、この段階ではまだその大きなうねりの入り口だったことが窺える。5位のJustin Bieberの「YUMMY」も、カムバック直後の話題曲としてリスナーの関心を集めていた時期であり、洋楽シーンの新しい動きがリアルタイムで日本のチャートに反映されていたことがわかる。

邦楽勢では、3位に香取慎吾がWONKをフィーチャーした「METROPOLIS」を送り込んでいる点が目を引く。ソロアーティストとしての香取慎吾と、洗練されたグルーヴを持つWONKという組み合わせは、ジャンルを横断するコラボレーションが当たり前になりつつあった当時の空気をよく表している。4位の東京事変「選ばれざる国民」は、バンド再始動後の活動として大きな注目を集めていた時期の楽曲であり、椎名林檎を中心とした強靭なバンドサウンドが健在であることを改めて示していた。

6位にはYUIとミゾベリョウによる「ばらの花 × ネイティブダンサー」という異色のマッシュアップ的な楽曲が入っており、世代を超えた楽曲の再構築という点で興味深い存在だ。7位のいきものがかり「WE DO」は、活動再開以降の同グループらしい前向きなメッセージ性を持つ楽曲で、幅広いリスナー層への訴求力を感じさせる。8位のFRIDAY NIGHT PLANS「HONDA」、9位の小袋成彬「NEW KIDS」は、いずれもR&Bやオルタナティブなサウンドを取り入れた、当時勢いのあった国内シティポップ/ネオソウル的な潮流を象徴する楽曲群と言えるだろう。10位のEasy Lifeによる「NICE GUYS」は、UKからの新しい風として、ヒップホップとインディーロックの中間を漂うようなサウンドが新鮮に響いていた。

こうして見渡すと、この週のチャートは2020年という新しい10年の幕開けにふさわしく、国内バンドシーンの充実、洋楽ヒットの兆し、そしてジャンルを越境するコラボレーションという、複数の潮流が同時に存在していたことがよくわかる。King Gnuの首位獲得は、その後も続く彼らの存在感の大きさを予感させるものであり、同時にチャート全体が持つ多様性こそが、当時のJ-WAVEらしいリスナー層の広がりを象徴していたのではないだろうか。

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2020年1月12日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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