TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2020年9月13日放送)

TOKIO HOT 100 2020-09-13 放送回ランキング ランキング

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2020年9月13日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2020年9月13日放送回)。

この週の音楽シーン

2020年9月13日の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、BTSの「Dynamite」だった。この曲は同年8月にリリースされ、BTSにとって初めて全編英語詞で歌われたシングルとして大きな話題を呼んだ楽曲である。ディスコやファンクを下敷きにした軽快なグルーヴ、キラキラとしたブラスやシンセの音色は、70年代から80年代のダンスミュージックへのオマージュを感じさせるもので、コロナ禍で外出もままならない当時のリスナーたちに、束の間でも高揚感と明るさを届ける役割を果たした。世界的なパンデミックの中で「踊れる希望」を提示したこの楽曲が、日本のラジオチャートでも支持を集めたことは、時代の空気を象徴する出来事だったと言えるだろう。

TOP10全体を見渡しても、この週は洋楽・K-POP・邦楽がバランスよく並ぶ構成になっている。2位にはケイティ・ペリーの「Smile」がランクイン。母親になった彼女自身の心境の変化を反映したポップソングで、明るく前向きなメッセージ性という点では1位のBTSとも通底するムードを持っていた。一方、5位にはBLACKPINKとセレーナ・ゴメスによる「Ice Cream」が入り、K-POPと欧米ポップスの融合がすでに当たり前の光景になっていたことを物語っている。K-POPが単なる「外国の音楽」ではなく、グローバルなポップシーンの中心的プレイヤーとして扱われていた時期であり、BTSとBLACKPINKが同じチャートの上位に並ぶこと自体が、この時代らしい風景だった。

邦楽勢では、3位に米津玄師の「感電」、4位にあいみょんの「朝陽」がランクイン。米津玄師はメロディメイカーとしての手腕とドラマ性のあるサウンドプロダクションで独自の地位を確立しつつあり、あいみょんはシンガーソングライターとしての飾らない言葉選びと歌声で幅広い層に支持されていた時期である。6位のBIM feat. 高城晶平は、日本語ラップとバンドサウンドの越境を象徴する組み合わせで、国内ヒップホップシーンの成熟を感じさせる存在だった。9位にはPerfumeの「TIME WARP」がランクインしており、テクノポップの先駆者として長くシーンを牽引してきたグループが、この時期も新しい表現を模索し続けていたことがうかがえる。

7位のDisclosure feat. Fatoumata Diawara、8位のJaden feat. Justin Bieber、10位のClean Bandit & Mabel feat. 24kGoldnといった顔ぶれからは、UKのエレクトロニックミュージックからアメリカのポップ/ヒップホップまで、ジャンルを横断したフィーチャリング文化がこの時期のポップスの当たり前になっていたことも見えてくる。全体として、この週のTOP10は、パンデミックという未曾有の状況下で音楽が国境や言語の壁を軽々と越え、リスナーに寄り添おうとしていた一つの断面を切り取っていると言えるだろう。BTSの「Dynamite」が放つ屈託のない明るさは、まさにその象徴だった。

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2020年9月13日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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