TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2023年9月24日放送)

TOKIO HOT 100 2023-09-24 放送回ランキング ランキング

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2023年9月24日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2023年9月24日放送回)。

この週の音楽シーン

2023年9月24日の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いたのはJUNG KOOKがLATTOをフィーチャリングした「SEVEN」だった。BTSのメンバーとしてグローバルな知名度を確立していたJUNG KOOKにとって、この曲はソロアーティストとしての存在感をさらに強く印象づける一曲となった。BTSは2022年以降、メンバー各自の兵役や個々の活動に軸を移すフェーズに入っており、その中でJUNG KOOKのソロ楽曲が海外のヒップホップ・R&Bアーティストとのコラボレーションを通じて世界的なチャートに浸透していく流れは、当時のK-POPシーンを語る上で象徴的な出来事だったと言える。LATTOという当時勢いのあるアメリカの女性ラッパーを起用したことも、K-POPとアメリカのアーバンミュージックが自然な形で結びついていた時代の空気をよく表している。

このTOP10全体を眺めても、非常に国際色豊かな並びになっている。2位には日本のKing Gnuが「SPECIALZ」で続き、6位には藤井 風、10位にはBE:FIRSTと、日本発のアーティストが着実に上位に食い込んでいるのが印象的だ。一方で3位にはTHE CHEMICAL BROTHERSとBECKという世代を超えた組み合わせ、4位にはBLACKPINK、5位にはTIMBALAND・NELLY FURTADO・JUSTIN TIMBERLEDという2000年代を彩ったアーティストたちの再集結、8位には現役を貫くTHE ROLLING STONESの新曲、9位にはレトロソウルを現代的に鳴らすSAY SHE SHEと、ジャンルも世代も国籍も入り乱れる多様性がこの週のチャートの魅力だ。

とりわけ5位の「KEEP GOING UP」は、往年のポップス・R&Bファンにとって懐かしさと新鮮さが同時に押し寄せる一曲だっただろう。TIMBALANDの手掛けるビートに、NELLY FURTADOとJUSTIN TIMBERLAKEという2000年代のヒットメーカーたちが再び声を重ねる構図は、当時を知るリスナーにとって特別な意味を持っていたはずだ。同時に、8位にTHE ROLLING STONESが名を連ねていることも見逃せない。ベテランバンドが新曲でチャートに顔を出すこと自体が、ロックというジャンルの持続力を静かに証明していた。

7位のXG、10位のBE:FIRSTといった新世代のグループが並ぶ様子からは、日本発のグローバル志向のパフォーマンス集団が次々と台頭していた当時のシーンの熱気も感じられる。こうした流れの中で1位に立ったJUNG KOOKの「SEVEN」は、K-POPのソロシフトと国際的なコラボレーション文化が交差する、まさにこの時期を象徴する一曲だったのではないだろうか。ジャンルや国籍の境界が緩やかに溶けていく中で、それぞれの個性が際立つ形で共存していたこの週のTOP10は、2023年秋という時代の音楽的な豊かさを凝縮していたように思える。

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2023年9月24日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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