TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2020年1月26日放送)

TOKIO HOT 100 2020-01-26 放送回ランキング ランキング

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2020年1月26日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2020年1月26日放送回)。

この週の音楽シーン

2020年1月26日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いたのはKing Gnuの「TEENAGER FOREVER」だった。前年にリリースされた「白日」で一気に幅広い層へ知名度を広げたバンドが、その勢いを保ったまま迎えた2020年最初の月にトップに立っていたという事実は、当時のリスナーの熱量を物語っている。井口理と常田大希という二人のヴォーカルが交錯するスリリングな構成、ジャンルを軽やかに横断するアレンジは、ロックともポップスとも言い切れない独自の質感を持ち、当時のJ-POPシーンにおいて彼らが特異な存在感を放っていたことを改めて思い出させる。「TEENAGER FOREVER」というタイトルそのものが、大人になっても消えない青さや衝動を歌う内容と響き合い、聴き手の年齢を問わず刺さる普遍性を備えていた点も強く印象に残る。

この週のTOP10全体を眺めると、国内と海外の作品が拮抗しながら並んでいるのが特徴的だ。2位にはJustin Bieberの「YUMMY」。長い沈黙を経ての復帰作として世界的な話題を呼んだ楽曲で、当時のポップシーンにおける「帰還」の物語性が強く語られていたことを思い出す。3位のAlicia Keysや8位のOH WONDER、10位のCELESTEといった名前が並ぶのも、この番組が国内ヒットだけでなく海外の最新ムーブメントを丁寧にすくい上げていたことの証左だろう。特にCELESTEは、この時期のUKソウル/ジャズ系シンガーの台頭を象徴する存在として注目されていた。

国内勢では、Official髭男dismの「I LOVE…」が4位に入り、前年から続く彼らの躍進がそのまま持続していたことがわかる。Superflyの「フレア」、東京事変の「選ばれざる国民」、雨のパレードの「BORDERLESS」も並び、世代も音楽的背景も異なるアーティストたちが同じチャートの中で拮抗していた光景は、2020年初頭という時代のJ-POPの多様性をよく表している。東京事変が活動再開後にコンスタントに存在感を示していたことも、このチャートから読み取れる。

2020年1月というタイミングは、まだ「日常」が当たり前だった最後の時期でもある。数ヶ月後には世界的に音楽シーンそのものが大きく変容していくことを、当時のリスナーの誰も予想していなかった。だからこそ、この週のチャートには、ライブやフェスへの期待、新しい年への高揚感がそのまま音楽に反映されているようにも聴こえる。King Gnuの疾走感あるサウンドが1位に立っていたことは、まさにその空気を象徴していたのではないか。

改めて聴き直すと、「TEENAGER FOREVER」は単なる一曲としてではなく、あの時代の空気を凝縮したタイムカプセルのように響く。ジャンルを軽やかに越境するKing Gnuの姿勢は、その後の音楽シーンの潮流を先取りしていたとも言えるだろう。TOP10を見渡せば、国内外の新旧が入り混じるバランスの良さこそが、当時の「TOKIO HOT 100」らしさであったことが、改めて浮かび上がってくる。

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2020年1月26日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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