TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2020年2月2日放送)

TOKIO HOT 100 2020-02-02 放送回ランキング ランキング

本ページには広告(Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイト等)を含みます。

2020年2月2日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2020年2月2日放送回)。

この週の音楽シーン

2020年2月2日のTOKIO HOT 100で1位に輝いたのは、King Gnuの「TEENAGER FOREVER」だった。前年の「白日」や「三文小説」で一気にメインストリームへと躍り出たバンドが、その勢いのまま新しい年を迎え、なおも高い支持を集めていたことがこの順位からうかがえる。ロックバンドでありながらファンクやソウル、R&Bのグルーヴを大胆に取り込み、常田大希のプロデュース感覚と井口理のボーカルの振れ幅が同居するサウンドは、ジャンルの垣根を無効化するような新鮮さを放っていた。タイトルの「永遠のティーンエイジャー」という青さと衝動を抱えたテーマは、大人になっても失われない何かを鳴らそうとする意志の表れのようにも聴こえる。 この週のチャート全体を眺めると、邦楽と洋楽が拮抗しながら共存していた時代の空気がよく伝わってくる。2位には雨のパレードの「BORDERLESS」がランクインし、シューゲイザーやドリームポップの残響を纏った音像で独自の世界観を築いていた。5位のOfficial髭男dismは「I LOVE…」で、ポップスの王道を更新するようなメロディセンスを見せつけ、この年のシーンを牽引していくバンドであることを予感させる。6位のMISIA「CASSA LATTE」は、キャリアを重ねてなお新しいグルーヴに挑戦し続ける姿勢が印象的だった。10位のCHARA+YUKIによる「楽しい蹴伸び」は、世代もキャリアも異なる二人のアーティストが出会うことで生まれる独特の浮遊感が心地よく、こうした異色のコラボレーションがランクインしてくるのも、このチャートの懐の深さを物語っている。 洋楽勢では、当時世界的なヒットを飛ばしていたBillie Eilishの「BAD GUY」が9位に、Halseyの「You Should Be Sad」が3位に、Selena Gomezの「Rare」が7位に入り、2019年から続く女性アーティストたちの存在感の大きさが際立っていた。ダークでミニマルなビート、感情の起伏を隠さない歌詞世界、そしてジャンルを軽やかに横断するプロダクションは、この時期のポップミュージックの潮流そのものだったと言える。Alicia Keysの「Underdog」やCelesteの「Stop This Flame」といった、ソウルフルで骨太な歌声を聴かせる楽曲がランクインしていたことも、単なるトレンド追随ではない選曲の確かさを感じさせる。 2020年2月といえば、まだ世界が新型コロナウイルスの影響を本格的に受ける前、日常の中で音楽が自然に流れていた最後の時期でもあった。このチャートを振り返ると、King Gnuを筆頭に邦楽が新しい表現の地平を切り拓きつつあり、同時に洋楽シーンの多様な才能が並走していた、豊かな音楽的過渡期だったことが見えてくる。今聴き返すと、当時の空気やライブハウスの熱気、ラジオから流れてきた瞬間の高揚感までもが蘇ってくるようなラインナップである。

🎧 この曲を聴くなら[PR]

2020年2月2日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

次の週(2020年2月9日) »

ワイヤレスでも高音質で[PR]

あわせて読みたい

コメント

タイトルとURLをコピーしました