TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2019年3月3日放送)

TOKIO HOT 100 2019-03-03 放送回ランキング ランキング

本ページには広告(Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイト等)を含みます。

2019年3月3日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2019年3月3日放送回)。

この週の音楽シーン

2019年3月3日放送回のTOP10を眺めると、あの年の初春という時間が鮮やかに立ち上がってくる。1位に輝いたのはONE OK ROCKの「WASTED NIGHTS」。同年2月にリリースされたアルバム『Eye of the Storm』からのナンバーで、当時のONE OK ROCKは国内のロックシーンに留まらず、海外のフェスやアリーナツアーを重ねながら世界基準のサウンドを追求していた時期にあたる。疾走感のあるギターリフと英語詞のスケール感は、彼らが長年かけて築いてきた「日本発でありながら国境を意識させないロック」という立ち位置を象徴していたように思う。深夜に鳴らしても、朝の通勤時間に流れても不思議と馴染む、そのバランス感覚こそが彼らの強みだった。

この週のTOP10全体を見渡すと、洋楽勢の充実ぶりが目を引く。2位にはアリアナ・グランデの「7 RINGS」。『thank u, next』の勢いそのままにリリースされたこの曲は、ラップ的なフロウと贅沢さを歌う歌詞世界で世界中のチャートを席巻していた時期だ。3位のカーディ・Bとブルーノ・マーズによる「PLEASE ME」も、まさにその年のグラミー賞でカーディ・Bが最優秀ラップアルバム賞を受賞した直後というタイミングで、勢いに乗るヒップホップとポップスの融合が印象的だった。8位のレディー・ガガとブラッドリー・クーパーによる「SHALLOW」も見逃せない。映画『アリー/ スター誕生』の主題歌として、同年のアカデミー賞歌曲賞を獲得したばかりで、映画音楽とポップチャートが交差する象徴的な一曲としてこの週にランクインしていたことは、当時の空気を伝えている。

国内勢に目を向ければ、4位にあいみょんの「ひかりもの」がランクイン。弾き語り的な佇まいから徐々にバンドサウンドへと軸足を広げていた彼女の、瑞々しい感性がそのまま形になったような楽曲だ。7位のフレデリック「スキライズム」は、独特のリズム感覚とポップセンスを持つバンドとして、この時期着実にリスナー層を広げていた。そして9位に入ったKing Gnuの「白日」は、後にドラマ主題歌として爆発的な広がりを見せる前段階のタイミングであり、この週にTOP10入りしていたこと自体が、彼らの音楽性がすでに幅広いリスナーの耳を捉えつつあったことを物語っている。ジャンルを軽々と横断するそのサウンドは、後の日本の音楽シーンの潮流を先取りしていたと言えるだろう。

5位のケミカル・ブラザーズ「GOT TO KEEP ON」や6位のアヴリル・ラヴィーン feat. ニッキー・ミナージュ「DUMB BLONDE」、10位のゼッドとケイティ・ペリーによる「365」も含め、この週のチャートはロック、ポップ、ヒップホップ、ダンスミュージックが並列に並ぶ、ジャンルレスな時代の縮図だった。ストリーミングの浸透によってリスナーの聴取スタイルが多様化し、国内外の垣根が薄れつつあった2019年初頭という時期を、このTOP10はコンパクトに映し出している。ONE OK ROCKの1位獲得は、そうした国境なきシーンの中で日本のロックバンドが確かな存在感を放っていたことの証でもある。改めて聴き返すと、当時の熱量と時代の匂いが一緒によみがえってくる、そんな一週間だった。

🎧 この曲を聴くなら[PR]

2019年3月3日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

次の週(2019年3月10日) »

ワイヤレスでも高音質で[PR]

あわせて読みたい

コメント

タイトルとURLをコピーしました