TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2019年3月10日放送)

TOKIO HOT 100 2019-03-10 放送回ランキング ランキング

本ページには広告(Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイト等)を含みます。

2019年3月10日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2019年3月10日放送回)。

この週の音楽シーン

2019年3月10日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いていたのはカーディ・Bとブルーノ・マーズによる「PLEASE ME」だった。前年に「Bodak Yellow」で一躍脚光を浴びたカーディ・Bと、ポップからファンク、R&Bまでを軽やかに横断してきたブルーノ・マーズ。この二人の組み合わせは、当時のヒップホップとポップスの境界がますます溶け合っていく空気をそのまま体現したような一曲だったと言えるだろう。ラジオのチャートを通して聴くと、こうしたコラボレーションが特別なものではなく、むしろメインストリームの標準的な景色になっていた時期だったことがよくわかる。

TOP10全体を眺めてみても、その多国籍・多ジャンルぶりは印象的だ。アリアナ・グランデの「7 RINGS」は自身の私生活や心境を率直に綴った作風で世界的な話題をさらっていたし、ゼッドとケイティ・ペリーによる「365」はエレクトロポップの華やかさを受け継ぐ一曲として存在感を放っていた。アヴリル・ラヴィーンがニッキー・ミナージュを迎えた「DUMB BLONDE」も含め、海外勢の顔ぶりを見るだけで、この時期のポップミュージックがいかに多層的だったかがうかがえる。

一方で日本勢の存在感も際立つ。ONE OK ROCKの「WASTED NIGHTS」は、国内ロックバンドとして海外シーンとも渡り合ってきた彼らの姿勢を感じさせる楽曲であり、SUCHMOSの「WATER」はシティポップ的な質感とバンドサウンドの融合を聴かせてくれる。そして5位にはKing Gnuの「白日」がランクイン。井口理のハイトーンと常田大希の作家性が交差するこの曲は、後にバンドの代表曲として広く知られていくことになるが、この時点ですでにチャート上位に食い込んでいたことは、当時のリスナーの感度の高さを物語っている。

SEKAI NO OWARIの「スターゲイザー」、iriの「SHADE」といった楽曲も並び、ジャンルを問わず良質なポップスやR&B感覚の強い作品が並列に評価されていた時期でもあった。海外からはリトル・シムズがクレオ・ソルを迎えた「SELFISH」もランクインしており、UKのアンダーグラウンドな感性がこうした都市型のラジオチャートにきちんと届いていたことも興味深い。

こうして改めてこの週のTOP10を眺めると、ヒップホップ、ポップ、ロック、シティポップ、UKのソウルフルな感性までが同じテーブルに並んでいたことがわかる。ジャンルの垣根が薄れ、リスナーが自由に音楽を横断して楽しんでいた時代の空気を、この一週間のチャートは静かに、しかし確かに記録している。カーディ・Bとブルーノ・マーズの「PLEASE ME」が1位に立っていたという事実は、そんな多様性の象徴として今振り返っても興味深い一枚のスナップショットだと言えるだろう。

🎧 この曲を聴くなら[PR]

2019年3月10日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

次の週(2019年3月17日) »

スピーカーで鳴らすなら[PR]

あわせて読みたい

コメント

タイトルとURLをコピーしました