TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2019年1月27日放送)

TOKIO HOT 100 2019-01-27 放送回ランキング ランキング

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2019年1月27日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2019年1月27日放送回)。

この週の音楽シーン

2019年1月27日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いたのはKING GNUの「SLUMBERLAND」だった。前年にメジャーデビューを果たしたばかりのバンドが、このタイミングでチャートの頂点に立っていたという事実は、いま振り返ると象徴的に映る。常田大希のソングライティングと井口理の歌声が織り合わさる独特の質感、ロック・R&B・クラシックの語法を軽々と越境していく作編曲のセンスは、当時すでに音楽好きの間で評判になっていたが、この年の後半に「白日」が大きなブレイクを果たすことを考えると、この週のTOP10入りはその爆発の直前に位置する記録として貴重だ。「SLUMBERLAND」というタイトルが示す夢想的な世界観と、緻密に構築されたサウンドの対比は、彼らの音楽的な野心の大きさを物語っている。

2位には宇多田ヒカルとSKRILLEXがタッグを組んだ「Face My Fears」の日本語バージョンが入っている。ゲーム音楽への参加という文脈から生まれたこの曲は、国内外のリスナーを横断する存在として宇多田ヒカルのグローバルな立ち位置を改めて示すものだった。3位のCalvin Harris と Rag’n’Bone Manによる「Giant」、5位のSam Smith とNormaniの「Dancing With A Stranger」など、海外のダンス・ポップ勢が上位に並ぶ構成は、当時のTOKIO HOT 100が国内外の垣根なくヒットを拾い上げていたことをよく表している。

邦楽勢に目を向けると、4位にはONE OK ROCKの「Stand Out Fit In」がランクインしている。海外進出を本格化させていた彼らの、より洗練されたロックサウンドがここでも存在感を放っていた。6位の平井大「THE GIFT」は、彼特有の温かみのあるトラックメイクとメロウな歌声で独自の地位を築いていた時期であり、7位のハルカミライ「星世界航行曲」は、ライブハウスシーンの熱量をそのままチャートに持ち込んだような、荒々しくも真っ直ぐなロックンロールが光る一曲だった。

8位には星野源の「POP VIRUS」が入っている。同名アルバムからのタイトル曲であり、ポップミュージックそのものを主題にした自己言及的な内容と、彼らしいグルーヴ感のあるアレンジが際立っていた。9位のThe Chainsmokers feat. Winona Oak「Hope」は、EDM以降のメロウなエレクトロ・ポップの流れを汲む楽曲で、10位のNULBARICH「Sweet and Sour」は、JOJIによるバンドが提示していたシティ・ポップ的な洒脱さとブラックミュージックの素養を感じさせるサウンドだった。

このTOP10を眺めると、2019年初頭という時期が、邦楽ロックバンドの新しい波と、洋楽の多様なポップス・ダンスミュージックが自然に共存していた時代だったことがよくわかる。King Gnuというバンドがここから日本の音楽シーンの中心へと駆け上がっていく助走を、当時のリスナーはまだ知らないままにこのチャートを聴いていたはずだ。そう考えると、この一週間の記録は、後から振り返るからこそ意味を持つ、貴重な時代の断面だと言えるだろう。

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2019年1月27日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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