TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2018年10月14日放送)

TOKIO HOT 100 2018-10-14 放送回ランキング ランキング

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2018年10月14日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2018年10月14日放送回)。

この週の音楽シーン

2018年10月14日放送の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、レキシ feat. ビッグ門左衛門「GOEMON」でした。レキシといえば池田貴史が生み出した”日本史をテーマにしたファンク・ソウル”というユニークな音楽性で知られる存在で、農民や武将、江戸時代の風俗といったモチーフをダンスミュージックに変換する手法は、当時すでに独自のジャンルとして確立されていました。「GOEMON」というタイトルからも想像できるように、石川五右衛門をイメージした痛快なテーマが軸になっており、そこにビッグ門左衛門という架空の人物をフィーチャーする遊び心も、レキシらしいユーモアの効いた仕掛けだったと言えるでしょう。2018年という年は、シティポップ的なグルーヴやディスコ、ファンクの再評価が国内外で進んでいたタイミングでもあり、レキシの音楽性がそうした潮流と自然に共鳴していたことも、この曲がリスナーの支持を集めた背景として見逃せません。

TOP10全体を眺めると、この週は洋楽と邦楽が非常にバランスよく並んでいたのが印象的です。2位にはディスクロージャー人脈やディプロが絡む「ELECTRICITY」がランクインし、当時世界的に盛り上がっていたダンス・ポップのムーブメントを象徴していました。デュア・リパはこの時期すでに次世代のポップスターとして注目を集めており、洋楽ダンスミュージックのトレンドを牽引する存在になっていたことがうかがえます。7位のカルヴィン・ハリス&サム・スミス「PROMISES」も同様に、エレクトロとポップスの融合が主流だった当時のグローバルチャートの空気感をそのまま持ち込んだような楽曲でした。

邦楽勢では、Mr.Childrenの「YOUR SONG」が3位につけているのが目を引きます。国民的バンドとして長年支持されてきた彼らが、この時期も安定した人気を誇っていたことがわかる並びです。さらに4位には椎名林檎と宮本浩次による「獣ゆく細道」がランクイン。椎名林檎の独特な世界観と、エレファントカシマシ宮本浩次の熱量あるボーカルが融合したこの一曲は、当時大きな話題を呼んだコラボレーションであり、ジャンルを越えたアーティスト同士の共演がリスナーの関心を強く引いていたことを物語っています。6位のLUCKY TAPES feat. CHARAも、国内シティポップ/ソウル系バンドの再評価と、ベテランアーティストの客演という組み合わせが新鮮に響いた楽曲でした。

10位のm-floによる「MARS DRIVE」も、日本のクラブミュージック/ヒップホップシーンを長年支えてきたベテラン勢が、この時期もなお現役感のあるサウンドを提示していたことを示す一曲です。全体としてこの週のチャートは、国内外のダンスミュージックの流行と、邦楽ベテラン・実力派アーティストたちの新たな挑戦が交差する、非常に多層的な選曲になっていたと言えるでしょう。レキシの1位獲得は、そうした多様性の中でも「日本独自のユーモアとグルーヴ」が確かな支持を得ていたことを象徴する出来事だったのではないでしょうか。

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2018年10月14日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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