TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2018年12月16日放送)

TOKIO HOT 100 2018-12-16 放送回ランキング ランキング

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2018年12月16日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2018年12月16日放送回)。

この週の音楽シーン

2018年も残りわずかとなった12月16日放送の「TOKIO HOT 100」。この週のトップに輝いたのは、アリアナ・グランデの「thank u, next」だった。破局や別れを嘆くのではなく、過去の恋人たちへの感謝を綴るという逆転の発想が話題を呼んだこの曲は、当時のポップスシーンにおいて非常に象徴的な一曲だったと言える。SNS時代における私生活の赤裸々な発信と、それをポジティブに昇華させる表現力。アリアナというアーティストの強さが凝縮された楽曲が、日本のリスナーにも支持されてトップに立ったことは、洋楽ポップスがいかにリアルタイムでシーンの空気を反映していたかを物語っている。

2位には星野源「HELLO SONG」がランクイン。国民的な人気を誇っていた彼が、丁寧な言葉選びと温かなメロディーで日常に寄り添う楽曲を届けていた時期だ。3位のカーリー・レイ・ジェプセン「PARTY FOR ONE」も、失恋から自分自身を祝福するというテーマ性でアリアナの1位曲と呼応するようであり、この年のポップスに共通する「自分を大切にする」というムードが浮かび上がる。4位の平井堅「HALF OF ME」、6位のあいみょん「今夜このまま」など、邦楽勢もそれぞれ独自の色を放っていた。

この週で見逃せないのは7位にクイーンの「BOHEMIAN RHAPSODY」がランクインしていることだ。同年11月に公開された伝記映画「ボヘミアン・ラプソディ」の世界的ヒットにより、1975年の楽曲が再びチャートに舞い戻るという現象が起きていた時期であり、映画の力が音楽シーンに与える影響の大きさを改めて感じさせる出来事だった。10位のレディー・ガガとブラッドリー・クーパーによる「SHALLOW」も、同年公開の映画「アリー/ スター誕生」からの一曲であり、この週のチャートには「映画発ヒット」というもうひとつの潮流がはっきりと表れている。

8位のTHE CHARM PARK、9位のASIAN KUNG-FU GENERATIONといった邦楽ロック・シンガーソングライター勢の存在も、当時の多様な音楽シーンを物語る要素のひとつだ。洋楽と邦楽、映画発のヒット曲と旬のポップス、そして人気アーティストの新曲が入り混じるこの週のトップ10は、2018年という年がいかに多層的な音楽体験に満ちていたかを凝縮している。

あれから時が経ち、当時1位だった「thank u, next」は今なお色褪せることなく、自己肯定というテーマの先駆けとして語られることが多い。改めてこの週のチャートを振り返ると、単なるヒット曲の羅列ではなく、映画とポップスの交差、邦楽と洋楽の共存、そして「自分らしくあること」への時代の希求が透けて見える。ラジオという媒体がリアルタイムで切り取った、この一週間の音楽の風景は、今聴き返しても新鮮な発見に満ちている。

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2018年12月16日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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