TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2018年12月9日放送)

TOKIO HOT 100 2018-12-09 放送回ランキング ランキング

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2018年12月9日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2018年12月9日放送回)。

この週の音楽シーン

2018年12月9日放送の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、アリアナ・グランデの「thank u, next」だった。同年前半の「no tears left to cry」から続く快進撃の中で発表されたこの曲は、破局や別れをネガティブに終わらせず、過去の恋人たちへの感謝として昇華するという、当時としては新鮮な視点で大きな話題を呼んだ楽曲だ。SNS時代らしく、私生活の出来事がほぼリアルタイムで音楽に反映されていくスピード感も含めて、彼女がポップスターとして特別な存在感を放っていたことを象徴する1曲だったと言える。ミニマルながらもR&B色の効いたトラックに、囁くようなヴォーカルを乗せるスタイルは、当時のメインストリームのポップスが持っていた「肩の力を抜いた強さ」を体現していたようにも思う。

この週のTOP10を眺めると、洋楽と邦楽がバランスよく並んでいるのが印象的だ。2位には星野源の「HELLO SONG」、3位に平井堅の「HALF OF ME」、4位にはあいみょんの「今夜このまま」がランクインしており、2018年という年が日本のポピュラー音楽にとっても豊作だったことがうかがえる。特にあいみょんは、この年を境に一気にシーンの中心的な存在へと駆け上がっていったアーティストであり、彼女の楽曲がチャート上位に食い込んでいること自体が、当時の空気をよく表している。星野源や平井堅といったキャリアを重ねたアーティストが、若い才能と同じ土俵で並んでいるのも、このチャートならではの面白さだろう。

洋楽勢では、カーリー・レイ・ジェプセンの「PARTY FOR ONE」やザ・1975の「IT’S NOT LIVING (IF IT’S NOT WITH YOU)」、リタ・オラの「LET YOU LOVE ME」など、2018年らしいシンセポップ〜オルタナティブなサウンドが並ぶ。この頃はSpotifyやApple Musicといったストリーミングサービスが日本でも本格的に普及し始めた時期で、こうした海外のヒット曲がタイムラグなくチャートに反映されるようになっていた。8位のクリーン・バンディットとルイス・フォンシによる「BABY」も、レゲトンやラテンポップの世界的なブームがまだ色濃く残っていたことを思い出させる一曲だ。

邦楽勢では、東京スカパラダイスオーケストラが宮本浩次を迎えた「明日以外すべて燃やせ」もランクインしている。ジャンルを超えたコラボレーションが当たり前になっていた時代性を感じさせるナンバーで、スカパラの持つ普遍的なメロディセンスと宮本浩次の圧倒的な歌唱力が掛け合わされた説得力のある楽曲だ。7位のNULBARICHの「VOICE」も含め、この週のチャートは洋楽・邦楽、世代やジャンルの垣根を越えた多様性が際立っていた。改めて聴き返すと、2018年末という一つの時代の空気が、10曲の中にぎゅっと詰まっていることに気づかされる。

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2018年12月9日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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