TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2018年6月3日放送)

TOKIO HOT 100 2018-06-03 放送回ランキング ランキング

本ページには広告(Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイト等)を含みます。

2018年6月3日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2018年6月3日放送回)。

この週の音楽シーン

2018年6月3日放送の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、アリアナ・グランデの「NO TEARS LEFT TO CRY」だった。この曲は同年春に発表された作品で、彼女のキャリアにおいても大きな転換点となった一曲として記憶している人も多いだろう。前作までのポップでキュートな路線とは一線を画し、ダンスミュージックの高揚感と内面的な強さを同居させたサウンドは、当時のリスナーに新鮮な驚きを与えた。マイナー調から一気に開放的なビートへと展開する構成は、聴くたびに気分を上向かせてくれる力を持っていたと思う。

この週のTOP10を眺めると、洋楽と邦楽がバランスよく混在しているのが印象的だ。2位にはNULBARICHの「KISS YOU BACK」がランクインしている。都会的でメロウなグルーヴを持ち味とするこのバンドは、当時の国内シティポップ再評価の流れとも呼応しながら、独自のポジションを築きつつあった時期だ。3位には宇多田ヒカルの「PLAY A LOVE SONG」。アルバム『初恋』からの一曲で、彼女らしい浮遊感のあるメロディとグルーヴ感が同居する楽曲として、当時のリスナーの耳を捉えていた。

4位にはBTSの「FAKE LOVE」がランクイン。K-POPが国際的な存在感を急速に高めていた時期で、この曲もグローバルな支持を集めた代表的な一曲だ。ダークで情熱的なサウンドと、グループとしての表現力の幅広さを感じさせる仕上がりだった。5位のディスクロージャー feat. ファトゥマタ・ジャワラ「ULTIMATUM」は、UKダンスミュージックの洗練されたビートとアフリカン・ボーカルの融合が印象的で、当時のクラブ/ダンスシーンの潮流を映す一曲だったと言える。

6位のセレーナ・ゴメス「BACK TO YOU」、7位のジョン・メイヤー「NEW LIGHT」も、それぞれ北米ポップとシンガーソングライター的な洗練を代表する存在として並んでいる。特にジョン・メイヤーの楽曲は、ギタリストとしての彼の感性が随所に光る、フロア映えとリスニング両方に応える仕上がりだった。8位には平井堅の「知らないんでしょ?」がランクイン。日本のR&Bシーンを長らく牽引してきたアーティストらしい、伸びやかなボーカルが際立つ楽曲だ。

9位のceroによる「魚の骨 鳥の羽根」は、日本のオルタナティブ/シティポップ的な文脈から支持を広げていたバンドの一曲で、繊細なアレンジとリズムの妙が光る。10位のイヤーズ・アンド・イヤーズ「IF YOU’RE OVER ME」は、UKのシンセポップ/ダンスミュージックシーンから生まれたキャッチーな一曲として、当時のプレイリストにも頻繁に登場していた。

こうして振り返ると、この週のTOP10は洋楽ポップスの最前線、K-POPの台頭、そして日本のシティポップ/R&Bの再興という、2018年当時の音楽シーンの多様な潮流をコンパクトに映し出した顔ぶれだったと言える。アリアナ・グランデの「NO TEARS LEFT TO CRY」が首位に立ったこの週は、まさに時代の転換点を象徴するランキングだったのではないだろうか。

🎧 この曲を聴くなら[PR]

2018年6月3日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

次の週(2018年6月10日) »

いい音で聴くなら[PR]

あわせて読みたい

コメント

タイトルとURLをコピーしました