TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2018年2月18日放送)

TOKIO HOT 100 2018-02-18 放送回ランキング ランキング

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2018年2月18日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2018年2月18日放送回)。

この週の音楽シーン

2018年2月18日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いたのはカミラ・カベロがヤング・サグを迎えた「HAVANA」だった。フィフス・ハーモニーを離れてソロに転じた彼女にとって、この曲は名実ともに顔となった一曲であり、キューバ系という自身のルーツを色濃く反映したラテン・フレイバーが耳を引く。トラップのビートと打ち込みのホーン、そして耳に残るピアノのフレーズが混ざり合い、当時のポップ・シーンに漂っていた「レゲトンやラテン要素をいかに欧米のメインストリームに溶け込ませるか」という潮流を象徴する存在だったと言える。ドレイクやジャスティン・ビーバーがすでにラテン由来のリズムを取り入れていた流れの延長線上に、この曲はしっかりと着地していた印象だ。

TOP10全体を眺めると、この週は多国籍かつジャンル横断的な顔ぶれが並んでいたことがわかる。2位にはNulbarichの「AIN’T ON THE MAP YET」がランクインしており、日本のシティ・ポップ/ブラックミュージック的な感性が海外のトレンドと同じ土俵で語られていた時期でもあった。3位のフランツ・フェルディナンド、4位のCHVRCHESといったUKロック/エレクトロ勢が顔を出しているあたりは、まだギターバンドやシンセポップが一定の存在感を保っていた時代の空気を伝えている。5位には中田ヤスタカの「WHITE CUBE」が入り、Perfumeやきゃりーぱみゅぱみゅのプロデュースで知られる彼のソロ的な仕事がチャートに現れていたことも興味深い。

6位のDNCE、8位のブルーノ・マーズ(カーディ・Bを迎えたリミックス)といった顔ぶれからは、ファンクやディスコを現代的にアップデートする動きが依然として根強かったことが窺える。7位にはBRAHMANの「満月の夕」が入っており、これはロックバンドとしての骨太な生演奏の力強さを思い出させる選曲だった。9位のSuchmos「808」は、当時「シティ・ポップ・リバイバル」や「オルタナR&B」的な文脈で語られることの多かった国内バンドの代表格であり、洋楽と並んでもまったく遜色のない存在感を放っていたことがこのランクインからも伝わってくる。10位にはザ・ウィークエンドとケンドリック・ラマーによる「PRAY FOR ME」がランクインしており、映画『ブラックパンサー』のサウンドトラックとしても話題になった一曲だ。ヒップホップとR&Bの融合がポップ・チャートの中心により深く食い込んでいく、その入り口に立っていた時期だったことを物語っている。

こうして並べてみると、2018年2月というこの週は、ラテン・ポップの世界的なブレイク、ヒップホップのメインストリーム化、そして日本のバンド・アーティストが海外勢と対等に肩を並べる状況が同時進行していた、非常に象徴的なスナップショットだったと言えるだろう。「HAVANA」が1位に立っていたことは、単なる一曲のヒットにとどまらず、その後数年続くポップ・ミュージックのラテン化・グローバル化の流れを予告する出来事だったと、今振り返ると強く感じられる。

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2018年2月18日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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