TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2015年2月1日放送)

TOKIO HOT 100 2015-02-01 放送回ランキング ランキング

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2015年2月1日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2015年2月1日放送回)。

この週の音楽シーン

2015年2月1日放送の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、KANA-BOONの「スノーグローブ」だった。四つ打ちのリズムと疾走感あるギターロックで一躍脚光を浴びた彼らだが、この曲では性急なビートを少し脇に置き、冬の情景を映すような繊細な旋律を前面に出している。タイトルが示す通り、雪の結晶が舞うスノーグローブのイメージを音像に落とし込んだような作りで、当時のJ-ROCKシーンにおける「疾走感だけではない」バンドの表現の幅を示す一曲として印象に残っている。2010年代前半、邦楽ロックシーンは若手バンドの台頭が著しく、フェスカルチャーの定着とともに、KANA-BOONのような世代がラジオチャートの上位に食い込むことも珍しくなくなっていた時期である。

このTOP10を眺めると、当時の音楽シーンの縮図が見えてくる。2位のSEKAI NO OWARIによる「DRAGON NIGHT」は、ファンタジー色の強い世界観とアリーナ規模のスケール感を持つ楽曲で、邦楽ロック/ポップスの新しい語り口を提示していたバンドの代表曲のひとつだ。彼らもまたこの時期、テレビやラジオを問わず幅広いメディアで存在感を放っていた。

洋楽勢に目を向けると、3位にはMark RonsonとBruno Marsによる「Uptown Funk」がランクイン。ファンク・リバイバルとも呼べるこの曲は、世界的にロングヒットとなり、2015年を象徴するナンバーのひとつとして記憶されている。8位のTaylor Swift「Blank Space」も同時期に世界を席巻しており、アルバム『1989』からのシングルとして、彼女がカントリーからポップスへと軸足を移した転換点を示す楽曲だった。6位のMeghan Trainor「Lips Are Movin」も含め、この頃のポップチャートは、レトロな質感を纏いながらも洗練されたビートを持つ楽曲が支持を集める傾向にあったことがうかがえる。

邦楽に戻れば、4位の家入レオ「Miss You」は伸びやかな歌唱力を武器にしたバラードで、5位のONE OK ROCK「Cry Out」はグローバル志向を強めていた彼らの勢いを象徴する一曲だ。9位のキュウソネコカミ「GALAXY」は、皮肉とユーモアを効かせた歌詞世界とキャッチーなメロディで、次世代パンク/ロックの旗手として注目を集めていたバンドの一曲である。10位のFall Out Boy「Centuries」は、バンドの復活以降のアリーナロック路線を体現するアンセミックな楽曲として、洋楽ロック好きのリスナーにも支持されていた。

こうして振り返ると、この週のTOP10は、邦楽ロックの多様化と洋楽ポップスのモダンな再構築が同時進行していた2015年初頭の空気を、コンパクトに映し出している。KANA-BOONが1位を飾ったことは、疾走感だけでなく情感豊かな表現をも武器にできるバンドへと進化していく過程の一断面として、今聴き返しても興味深い記録だ。

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2015年2月1日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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