TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2017年12月17日放送)

TOKIO HOT 100 2017-12-17 放送回ランキング ランキング

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2017年12月17日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2017年12月17日放送回)。

この週の音楽シーン

2017年12月17日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、この週の頂点に立っていたのはNULBARICHの「IN YOUR POCKET」だった。当時のNULBARICHは、ボーカルのJQを中心に結成されたバンドとして注目度が急上昇していた時期で、洋楽的な質感とグルーヴを日本語ではなく英語詞で表現するスタイルが、ラジオのような洋楽・邦楽をシャッフルして流す番組と非常に相性が良かった。ブラックミュージックやシティポップ的な要素を吸収したサウンドは、当時「邦楽なのに洋楽的」という評され方をされることが多く、その象徴的な存在として1位に立ったことは象徴的な出来事だったと言える。

TOP10全体を見渡すと、この週は洋楽と邦楽が見事に混在している。2位にはU2の「GET OUT OF YOUR OWN WAY」がランクインしており、ベテランロックバンドが現在進行形で新曲を発表し続けていたことを物語っている。4位のSIAによる「SANTA’S COMING FOR US」、5位のエド・シーランとビヨンセによる「PERFECT」、10位のテイラー・スウィフトの「GORGEOUS」など、12月らしいホリデーシーズンの空気とともに、当時のポップス最前線を彩ったアーティストたちが並んでいるのも見どころだ。特にエド・シーランは「シェイプ・オブ・ユー」以降の勢いをそのままアルバム「÷」の楽曲群で継続させていた時期であり、ビヨンセとのデュエットという組み合わせ自体が話題性の高いトピックだった。

邦楽勢に目を向けると、3位に椎名林檎の「人生は夢だらけ」がランクインしている点も印象深い。独自の音楽観を貫き続けるアーティストとして、椎名林檎の存在は常にチャートに独特の緊張感を与えていた。6位にはsumikaの「いいのに」がランクインし、バンドシーンの中でもポップでキャッチーな路線を確立していた時期の楽曲として記憶される。7位の安室奈美恵は「HOW DO YOU FEEL NOW?」で、当時すでに引退発表後のカウントダウンに入っていた時期であり、彼女の楽曲がチャートに現れるたびに特別な重みを持って受け止められていたことも思い出される。8位のBECKとDAOKOのコラボレーション「UP ALL NIGHT」は、海外アーティストと日本のアーティストの共作という形自体が新鮮であり、当時のクリエイティブなコラボレーション文化を象徴する一曲だった。9位には宇多田ヒカルの「あなた」がランクインしており、活動再開後の充実した作品群の中の一曲として存在感を放っていた。

こうして眺めると、この週のTOP10は、国内外・世代・ジャンルの壁を軽やかに越えたラインアップになっている。NULBARICHという新世代バンドが1位を獲得し、その周囲にはU2や安室奈美恵、椎名林檎、宇多田ヒカルといった長く活動を続けるアーティストたちの新曲が並ぶという構図は、2017年末という時代の空気そのものを凝縮していたように思える。ラジオのプレイリストが持つ多様性と同時代性が、このチャートには色濃く反映されていたのではないだろうか。

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2017年12月17日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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