TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2017年12月10日放送)

TOKIO HOT 100 2017-12-10 放送回ランキング ランキング

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2017年12月10日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2017年12月10日放送回)。

この週の音楽シーン

2017年12月10日放送の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、U2の「GET OUT OF YOUR OWN WAY」だった。この曲はアルバム『Songs of Experience』からのナンバーで、U2というバンドが1980年代から培ってきた社会的なメッセージ性と、現代的なサウンドプロダクションを融合させた一曲として印象深い。ボノの声には相変わらず力強さがあり、エッジのギターサウンドも健在。バンド結成から数十年を経てなお第一線で新曲を送り出し続けるという事実そのものが、2017年当時のロックシーンにおいて一つの指標だったように思う。この時期、世界的にはヒップホップやR&Bがストリーミングチャートを席巻していた一方で、U2のようなクラシックロックの系譜に連なるアーティストが日本のラジオチャートで存在感を示していたことは、日本のリスナー層の音楽的な奥行きを感じさせる出来事でもあった。

TOP10全体を眺めると、この週は国内外の多様なジャンルが混在していたことがわかる。2位には安室奈美耶の「HOPE」がランクイン。当時、彼女は既に引退を見据えた活動をしていた時期であり、一曲一曲がファンにとって特別な重みを持って受け止められていた。3位のaikoによる「予告」は、彼女ならではの日常に根差した言葉選びとメロディセンスが光る楽曲で、長年にわたり多くのリスナーに支持され続けてきたアーティストの底力を感じさせる。4位には米津玄師の「ALICE」がランクイン。当時の米津玄師は「Lemon」以前の時期にあたるが、既にボーカロイド作家出身という異色の経歴を持ちながら独自の音楽世界を築きつつあり、この後の飛躍を予感させる存在だった。

海外勢に目を向けると、5位にはテイラー・スウィフトの「GORGEOUS」。アルバム『Reputation』からのシングルで、当時のテイラーはイメージチェンジを図りながらポップの王道を歩んでいた時期にあたる。6位のノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ「HOLY MOUNTAIN」は、オアシス解散後のノエル・ギャラガーが自身のバンドで新たな音楽性を追求していたことを示す楽曲で、往年のブリットポップファンにとっても興味深い存在だった。

国内勢では7位にB’zの「CHAMP」がランクイン。長年にわたり日本のロックシーンを牽引してきたベテランデュオが、この時期も新曲をコンスタントに発表し続けていたことがうかがえる。8位はBECKとDAOKOのコラボレーション曲「UP ALL NIGHT」。海外アーティストと日本の若手クリエイターの共演という組み合わせ自体が、当時のJ-POPシーンにおける国際的な広がりを象徴していた。9位のsumika「いいのに」は、バンドサウンドの温かみとポップさを兼ね備えた楽曲で、当時勢いを増していたロックバンド勢の代表格の一つだった。10位のOVALL「WINTER LIGHTS」は、季節感のあるタイトル通り師走の空気に寄り添う一曲で、都会的でメロウなサウンドが特徴的だった。

この週のチャートを振り返ると、2017年という年が、ベテランと新世代、国内と海外、ロックとポップスといった様々な軸が交差する時期だったことが見えてくる。U2という長いキャリアを持つバンドが1位を獲得したという事実は、当時のリスナーが新しさだけでなく、蓄積された音楽的な信頼にも価値を見出していたことの表れだったのかもしれない。師走らしい多彩な顔ぶれが並んだこの週のTOP10は、当時の音楽シーンの豊かさを今に伝える貴重な記録と言えるだろう。

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2017年12月10日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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