TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2017年11月26日放送)

TOKIO HOT 100 2017-11-26 放送回ランキング ランキング

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2017年11月26日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2017年11月26日放送回)。

この週の音楽シーン

2017年11月26日放送の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、テイラー・スウィフトの「GORGEOUS」だった。この曲は、同年11月に発表されたアルバム「reputation」からの楽曲で、テイラーにとってこの時期はイメージの大きな転換期にあたっていた。それまでのカントリー出身の清廉なシンガーソングライターという印象から、より挑発的でダークなポップ路線へと舵を切り、蛇のモチーフやシニカルな世界観を前面に押し出した「reputation」は、SNS時代のセレブリティ論やゴシップ報道への皮肉を込めた作品として話題を呼んだ。「GORGEOUS」はその中でも軽やかでキャッチーなナンバーであり、シリアスなアルバムの中に差し込まれるポップな一曲として、多くのリスナーに親しまれた。 この週のチャートを見渡すと、テイラーの隣には安室奈美恵の「HOPE」が2位につけている。2017年という年は、彼女が引退を表明したことで日本の音楽シーンに大きな衝撃と喪失感が広がった年でもあった。「HOPE」はそうした状況の中でリリースされた楽曲であり、前向きなメッセージを込めたタイトルとサウンドが、ファンの間で特別な意味を持って受け止められていたことは想像に難くない。 3位にはCHEMISTRYの「WINDY」がランクインしている。デビューから長い時間を経た彼らが、この時期に新たな楽曲を届けていたことは、2000年代のR&B/ボーカルグループブームを知るリスナーにとって感慨深いものだったはずだ。またこの週には、米津玄師と菅田将暉がタッグを組んだ「灰色と青」もランクインしている。ボーカロイド出身のクリエイターとして頭角を現した米津玄師が、俳優としても活躍する菅田将暉とのコラボレーションで新たな表現領域を切り拓いていた時期であり、二人の名前が並ぶこと自体が当時の音楽と映像・演劇カルチャーの交差を象徴していたと言える。 洋楽勢では、マルーン5がSZAをフィーチャーした「WHAT LOVERS DO」も上位に入っている。SZAはこの時期、独自の浮遊感あるボーカルスタイルで注目を集め始めていたシンガーであり、ヒットメーカーであるマルーン5との共演は、彼女の名前をより幅広いリスナー層に届ける機会になっていたはずだ。同様にクリーン・バンディットがジュリア・マイケルズを迎えた「I MISS YOU」も並んでおり、洋楽ポップスにおけるフィーチャリング文化の隆盛がこの週のチャートからもうかがえる。 邦楽に目を向ければ、西野カナの「手をつなぐ理由」やストレイテナーと秦基博のコラボレーション「灯り」など、それぞれ異なるアプローチで恋愛や人と人との結びつきを描いた楽曲が並んでいるのも印象的だ。加えて、MEI EHARAという新しい名前がランクインしていた点も見逃せない。透明感のある歌声とジャジーな質感を持つ彼女の音楽性は、当時勃興しつつあったシティポップ的な感性の再評価とも重なり合っていた。 こうして振り返ると、この週のチャートは、世界的スターの変貌、日本を代表するアーティストの節目、そして新世代の台頭が同時に鳴り響いていた、実に豊かな瞬間の記録だったと言えるだろう。

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2017年11月26日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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