TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2016年7月10日放送)

TOKIO HOT 100 2016-07-10 放送回ランキング ランキング

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2016年7月10日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2016年7月10日放送回)。

この週の音楽シーン

2016年7月10日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いたのは桑田佳祐の「ヨシ子さん」だった。ソロ活動でも常に旺盛な創作意欲を見せてきた桑田佳祐が、この時期に放ったナンバーがチャートの頂点に立ったという事実は、日本の音楽シーンにおける彼の存在感の大きさを改めて示すものだったと言える。サザンオールスターズとしての活動はもちろん、ソロ名義での作品にも独特のユーモアと骨太なロック魂が息づいており、「ヨシ子さん」というタイトルからも感じられる親しみやすさと、その奥にある音楽的な緻密さの同居が、多くのリスナーの耳を捉えたのだろう。夏を目前にした時期のヘビーローテーションとして、この曲が持つ開放的な空気感は当時のラジオシーンにもよく馴染んでいたはずだ。

2位にはRED HOT CHILI PEPPERSの「DARK NECESSITIES」がランクイン。ベテランバンドが新作アルバムを引っさげてなお現役感を発揮していたことが窺える。3位のレキシは「最後の将軍」で、日本史をモチーフにした独自の音楽性を展開し続けるユニークな存在感を放っていた。こうした遊び心のある楽曲がヒットチャートの上位に食い込むあたりに、当時のTOKIO HOT 100の懐の深さが表れている。

4位のSUCHMOSは「MINT」で、この時期まさにブレイクの真っ只中にあったバンドだ。シティポップ的な質感とオルタナティブなグルーヴを融合させたサウンドは、2016年前後の日本の音楽シーンに新しい風を吹き込んだ象徴的な存在として記憶されている。彼らの台頭は、その後の邦楽ロック・ポップスの潮流にも少なからぬ影響を与えたと言えるだろう。

洋楽勢では、5位にジャスティン・ティンバーレイクの「CAN’T STOP THE FEELING!」がランクイン。映画『トロールズ』の主題歌として世界的にヒットしたこの曲は、明るくポジティブなダンスチューンとして夏の到来を予感させる一曲だった。6位のKYGO feat. MATY NOYESによる「STAY」も、当時隆盛を極めていたトロピカルハウスの流れを汲む楽曲で、EDMシーンの多様化が邦楽・洋楽問わずチャートに反映されていた時代性を感じさせる。

7位には平井堅の「魔法って言っていいかな?」がランクイン。安定した歌唱力とポップセンスで長年支持されてきたアーティストらしい一曲だ。8位の大原櫻子「サイン」、9位の水曜日のカンパネラ「ツチノコ」も、それぞれ異なるベクトルで当時の若手・中堅アーティストの勢いを示していた。特に水曜日のカンパネラのシュールで実験的な音楽性は、既存の枠に囚われない新世代のポップスとして注目を集めていた時期だ。

10位のBOOM BOOM SATELLITESによる「LAY YOUR HANDS ON ME」も見逃せない。エレクトロとロックを横断する独自のサウンドで国内外に評価されてきたバンドの存在が、このチャートの多様性をより一層際立たせている。全体を通して見ると、邦楽・洋楽、ベテラン・新人が入り混じるこの週のTOP10は、2016年という年の音楽シーンの豊かさと過渡期的な熱気を凝縮した貴重な記録と言えるだろう。

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2016年7月10日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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