TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2014年3月23日放送)

TOKIO HOT 100 2014-03-23 放送回ランキング ランキング

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2014年3月23日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2014年3月23日放送回)。

この週の音楽シーン

2014年3月23日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いたのはBUMP OF CHICKENの「RAY」だった。この曲は同年公開の映画「アナと雪の女王」日本語吹き替え版の主題歌として起用されたことでも大きな話題を呼んだ楽曲で、バンプならではの内省的でありながら普遍性を帯びた歌詞世界と、藤原基央の切実な歌声が印象的な一曲だ。派手なサウンドプロダクションに頼らず、バンドの核であるギター・ベース・ドラムのアンサンブルと、時折差し込まれるストリングスの厚みで壮大さを描き出す構成は、彼らが2000年代から築いてきた王道ロックバンドとしての実績を感じさせるものだった。

興味深いのは、この週のチャートに「LET IT GO」がIDINA MENZELのバージョンで3位に入っていることだ。「アナと雪の女王」は日本でも記録的なヒットとなり、劇中歌が国境や言語を超えて浸透していく現象そのものがこの年の音楽シーンを象徴していた。BUMP OF CHICKENの「RAY」が1位、オリジナル英語版の「LET IT GO」が3位という並びは、ひとつの映画作品がチャートに多面的な形で影響を及ぼしていたことを示す興味深い記録と言える。

チャート全体を見渡すと、2014年前半という時期らしい多様性も見えてくる。PHARRELL WILLIAMSの「HAPPY」は、シンプルながら中毒性の高いグルーヴで世界中を席巻していたタイミングであり、4位にランクインしているのも納得がいく。CLEAN BANDIT feat. JESS GLYNNEの「RATHER BE」も、UKのダンスミュージックシーンから生まれたヒット曲として当時勢いを増していた楽曲だ。洋楽ポップスやエレクトロニックミュージックが日本のチャートでも存在感を放っていた時代の空気が伝わってくる。

国内勢に目を向けると、JUJUの「HOT STUFF」が2位につけている。伸びやかで力強いボーカルを軸にした楽曲は、J-POPのメインストリームにおける「歌の力」を体現するような存在感を放っていた。またandropの「ONE」が5位、KEYTALKの「パラレル」が8位に入っている点も見逃せない。バンドサウンドが多様な形でリスナーに支持されていたことがうかがえる並びだ。MAN WITH A MISSIONの「EVILS FALL」も10位にランクインしており、当時勢いを増していたロックバンドの存在感を感じさせる。

こうして改めてこの週のTOP10を眺めると、映画音楽、洋楽ポップス・ダンスミュージック、国内ロックバンド、実力派女性ボーカリストが同居する非常にバランスの取れたラインナップだったことがわかる。BUMP OF CHICKENの「RAY」が頂点に立ったこの週は、日本のリスナーが国内外問わず良質なメロディーを求めていた時代の空気を凝縮した、印象深い一週間だったと言えるだろう。

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2014年3月23日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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