TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2013年3月24日放送)

TOKIO HOT 100 2013-03-24 放送回ランキング ランキング

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2013年3月24日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2013年3月24日放送回)。

この週の音楽シーン

2013年3月24日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、TOP10には邦楽ロック・ポップスと洋楽の実力派が入り混じり、当時のシティ・ポップ的感覚とオルタナティブな空気が同居していたことがよくわかる。頂点に立ったのは、サカナクションの「ミュージック」。バンド名を音楽そのものへの問いに重ねたようなタイトルが象徴的で、山口一郎が紡ぐ歌詞世界とエレクトロニックなサウンドメイクが融合し、ライブハウス発のロックバンドでありながらクラブミュージック的な快感を持つ楽曲として、当時多くのリスナーの耳を捉えていた。バンドサウンドとシーケンスされた電子音が有機的に絡み合う構成は、この時期のサカナクションが追求していた「ロックとダンスミュージックの接続」という方向性を端的に示すものであり、1位という結果は彼らの音楽的挑戦がお茶の間レベルまで浸透していたことの証左と言えるだろう。 2位にはBON JOVIの「BECAUSE WE CAN」がランクイン。デビューから長い年月を経てもなお第一線でアリーナロックを鳴らし続けるベテランの貫禄が光る一曲で、王道のロックンロールが世代を超えて支持されていたことがうかがえる。3位のONE OK ROCKによる「CLOCK STRIKES」は、この頃すでに海外進出を視野に入れ始めていたバンドの勢いを感じさせるナンバーで、疾走感のあるサウンドと英語詞への接近が印象的だ。4位の大橋トリオ「マチルダ」は、独特の脱力感と気だるいポップセンスで独自の世界観を築いていた時期の代表曲のひとつであり、5位にはDAVID BOWIEの「IF YOU CAN SEE ME」がランクイン。ちょうどこの頃、ボウイは長い沈黙を破って新作を発表し、音楽シーンに衝撃を与えていたタイミングで、ベテランアーティストの復活劇がチャートにも反映されていたのが興味深い。 6位のクリープハイプ「社会の窓」は、尾崎世界観特有の生々しく皮肉の効いた歌詞世界と、荒削りながらも耳に残るメロディが同居する楽曲で、当時のギターロックシーンにおけるオルタナティブな存在感を放っていた。7位のMICHAEL BUBLEはジャジーで洗練されたボーカルスタイルで安定した支持を集め、8位のLAURA MVULAは英国から登場した新鋭として、ソウルフルかつ実験的な音楽性が注目を浴びていた時期だ。9位には安室奈美恵「BIG BOYS CRY」がランクインし、J-POPシーンの女王としての存在感を放ちながら、洋楽的なアプローチを取り入れた楽曲でリスナーを魅了していた。10位の桑田佳祐「YIN YANG」は、サザンオールスターズのフロントマンとしてだけでなくソロでも独自の音楽性を貫く姿勢が感じられる一曲だ。 このTOP10を俯瞰すると、邦楽ロックの新旧交代、洋楽ベテランの底力、そして海外の新鋭アーティストの台頭が同時に見える貴重な一週であり、2013年という時代の音楽的多様性を凝縮したチャートだったと言える。

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2013年3月24日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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