TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2010年9月12日放送)

TOKIO HOT 100 2010-09-12 放送回ランキング ランキング

本ページには広告(Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイト等)を含みます。

2010年9月12日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2010年9月12日放送回)。

この週の音楽シーン

2010年9月12日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いたのはUNDERWORLDの「ALWAYS LOVED A FILM」だった。90年代からダンスミュージックシーンを牽引してきたベテラン・デュオが、この時期にトップに立っていたという事実は、当時のJ-WAVEのリスナー層が単なる新譜追いかけではなく、クラブ・カルチャーやエレクトロニックミュージックの文脈を大事にしていたことを物語っている。UNDERWORLDといえば、映画「トレインスポッティング」での起用などで知られる存在だが、こうした音楽的な蓄積を持つアーティストが手掛ける楽曲は、単発のヒットとは違う奥行きを持って響いたはずだ。

この週のTOP10全体を眺めると、実に多国籍かつ多ジャンルな顔ぶれが並んでいる。2位にはKATY PERRYがSNOOP DOGGを迎えた「CALIFORNIA GURLS」。この曲は2010年の夏を象徴するポップ・アンセムとして世界中でヒットしており、日本のリスナーにも夏の終わりの空気とともに記憶されている一曲だろう。4位にはKYLIE MINOGUEという、こちらも息の長いポップ・アイコンが名を連ねている。洋楽ポップスの新旧が同じチャートの中で共存していた点は、当時のTOKIO HOT 100の懐の深さを感じさせる。

邦楽勢に目を向けると、3位にSUPERFLYの「WILDFLOWER」、5位にコブクロの「三日月」、7位に桑田佳祐の「本当は怖い愛とロマンス」、9位にキリンジの「夏の光」といった顔ぶれが並ぶ。ロックバンド、フォーク/ポップスのベテランデュオ、日本のポピュラー音楽を長年支えてきたソロアーティスト、そして音楽的評価の高いユニットと、こちらもジャンルも世代も幅広い。10位のTHE BAWDIESは、当時勢いを増していた国産ロックンロールバンドとして、フレッシュな存在感を放っていたはずだ。

洋楽ではほかに6位にMAROON 5の「MISERY」、8位にKT TUNSTALLの「FADE LIKE A SHADOW」がランクイン。MAROON 5はこの頃すでにポップ・ロックの主流として定着しつつあり、KT TUNSTALLはシンガーソングライターとしての独自の立ち位置を保っていた。こうして見渡すと、この週のTOP10は、世界的なメガヒットと、長く音楽シーンで評価され続けてきたアーティストたちの新作が入り混じる、実にバランスの取れた構成だったと言える。

2010年という年は、音楽の聴かれ方が大きく変わりつつある過渡期でもあった。CDセールスからデジタル配信、そしてストリーミングへと軸足が移っていく中で、ラジオのチャート番組は依然として「今、何が鳴っているか」を映す鏡であり続けていた。UNDERWORLDのようなアーティストが1位に立つという事実そのものが、TOKIO HOT 100というチャートが持っていた独自の審美眼を物語っている。ジャンルや国籍を問わず、良質な音楽を追いかけ続けたリスナーたちにとって、この週のTOP10はまさに当時の音楽シーンの縮図だったのではないだろうか。

🎧 この曲を聴くなら[PR]

2010年9月12日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

楽器を探すなら[PR]

次の週(2010年9月19日) »

あわせて読みたい

コメント

タイトルとURLをコピーしました