TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2013年3月17日放送)

TOKIO HOT 100 2013-03-17 放送回ランキング ランキング

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2013年3月17日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2013年3月17日放送回)。

この週の音楽シーン

2013年3月17日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いたのはONE OK ROCKの「CLOCK STRIKES」だった。当時のONE OK ROCKは、国内のロックバンドという枠を超えて、海外のロックシーンとの接続を強く意識し始めていた時期にあたる。英語詞への挑戦や、海外レーベルとの関わりが徐々に本格化し、バンドとしての表現の幅を広げようとしていた過渡期に、この曲がチャートの頂点に立ったことは象徴的だ。疾走感のあるサウンドと、時間や瞬間をモチーフにしたタイトルが示す通り、焦燥感と高揚感を同居させたような楽曲は、当時のロックリスナーだけでなく、より幅広い層に向けて開かれた音楽性を感じさせるものだった。

この週のTOP10を見渡すと、日本と海外の音楽がごく自然に混ざり合っている点が興味深い。2位にはILLIONの「MAHOROBA」、4位にはクリープハイプの「社会の窓」、5位にはNOTHING’S CARVED IN STONEの「OUT OF CONTROL」と、国内バンド・アーティストの存在感が際立つ一方で、3位にはローラ・マヴーラ、7位にはワン・ダイレクション、9位にはマイケル・ブーブレ、10位にはアトムス・フォー・ピースと、ジャンルも国籍もばらばらの海外アクトが並んでいる。この雑食性こそが、当時のTOKIO HOT 100、ひいてはJ-WAVEというラジオ局が体現していた都市型のリスニング感覚だったと言えるだろう。

特にアトムス・フォー・ピースは、トム・ヨークを中心にした特別なプロジェクトとして注目を集めており、レディオヘッドとはまた違った実験性を持つサウンドが、この時期の音楽好きの間で盛んに語られていた。一方でワン・ダイレクションのようなアイドルグループがヒットチャートに食い込んでくる様子は、世界的なポップミュージックの潮流をそのまま映し出しており、TOKIO HOT 100が単なる邦楽チャートではなく、同時代性を重視した選曲であったことがよくわかる。

6位の安室奈美恵「BIG BOYS CRY」は、当時のJ-POPシーンにおける女性アーティストの中でも別格の存在感を放っていた一曲だ。デビューから長い年月を経てもなお、最新のサウンドプロダクションを取り入れながら進化し続ける姿勢は、多くのフォロワーやリスナーに影響を与え続けていた。また8位のPerfume「未来のミュージアム」は、テクノポップとアイドルポップスの境界を軽やかに越えていくグループとして、この時期すでに国内外で高い評価を得ており、サウンドの緻密さとポップさの両立が際立っていた。

2013年前半という時期は、国内バンドシーンが海外志向を強め、同時に海外のポップ・オルタナティブな作品も違和感なく日本のリスナーに届いていた、ある種のボーダレスな瞬間だったように思う。ONE OK ROCKの「CLOCK STRIKES」が1位に立ったこの週のチャートは、そうした時代の空気を凝縮したスナップショットとして、今聴き返しても新鮮な発見に満ちている。

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2013年3月17日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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