TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2021年12月26日放送)

TOKIO HOT 100 2021-12-26 放送回ランキング ランキング

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2021年12月26日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2021年12月26日放送回)。

この週の音楽シーン

2021年12月26日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、この年最後のクリスマス週にふさわしいTOP10が並んでいたことに気づかされる。1位に輝いたのはVAUNDYの「踊り子」。2021年という年は、VAUNDYというアーティストの名前が一気に音楽リスナーの間に広がっていった年だった。弾き語りやDIY精神から出発し、自らの手で曲作りからアートワークまでを手掛けるスタイルは、SNSを介して情報を得る当時のリスナーの感覚と強く共鳴していた。「踊り子」はメロディの跳躍感とアレンジの多層性が印象的な楽曲で、聴くたびに新しい発見がある構造は、サブスクリプションで繰り返し再生する現代的なリスニング習慣にも合致していたように思う。年の瀬にこの曲が1位に立ったことは、2021年の音楽シーンにおいてVAUNDYが単なる話題性だけでなく、実力でチャートを制する存在になったことの証だったと言える。

TOP10全体を眺めると、この週の並びはクリスマス週らしい国際色と、当時の音楽シーンの縮図のような多様性を感じさせる。2位のエド・シーランとエルトン・ジョンによる「MERRY CHRISTMAS」は、まさにホリデーシーズンの定番となるべく送り出された一曲で、世代を超えたアーティスト同士のコラボレーションが話題を呼んだ。4位にはBTSの「Butter」のホリデーリミックスがランクインし、Kポップがグローバルなヒットチャートに常態的に存在感を示していた時期であることを物語っている。10位のブルーノ・マーズとアンダーソン・パークによるSilk Sonicの「Skate」も、2021年に結成されたこの新ユニットが放つレトロソウルの心地よさが、年末のリスナーに温かく受け入れられていたことを感じさせる。

邦楽勢も充実していた。3位のCHILLI BEANS.「アンドロン」は、当時新世代として注目を集めていたバンドの勢いを示すランクインであり、6位のAimer「残響散歌」はアニメ主題歌として広く知られながらも、それ単体で強い音楽的存在感を放っていた楽曲だ。7位のKing Gnu「一途」、5位の三浦大知「新呼吸」、8位の宇多田ヒカル「君に夢中」といった、それぞれのジャンルで独自の音楽性を追求してきたアーティストたちが並ぶことで、2021年の邦楽シーンが単一の潮流に収まらない豊かさを持っていたことが窺える。9位の大橋トリオ「GIFT」も、まさにこの時期にふさわしい静かな温かみを持つ楽曲だった。

こうして振り返ると、この週のTOP10は洋楽・邦楽、ベテラン・新世代、国内・海外コラボレーションといった要素が渾然一体となっており、2021年という一年を締めくくるにふさわしい多彩さを見せていた。VAUNDYの「踊り子」が頂点に立ったことは、この年に若い才能が次々と台頭し、既存の音楽シーンに新しい風を吹き込んだことの象徴でもある。クリスマス週という特別な時期に、国境やジャンルを越えた楽曲たちが同じチャートの中で共存していた光景は、今振り返ってもなお、当時のリスナーたちの耳の広がりを感じさせてくれる貴重な記録だと言えるだろう。

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2021年12月26日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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