TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2012年4月15日放送)

TOKIO HOT 100 2012-04-15 放送回ランキング ランキング

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2012年4月15日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2012年4月15日放送回)。

この週の音楽シーン

2012年4月15日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いたのはマドンナの「GIRL GONE WILD」だった。当時マドンナはアルバム「MDNA」を引っさげての活動期にあり、この曲はそのアルバムからのシングルとして世界中でオンエアされていた。ダンスフロア仕様のビートに、彼女らしい挑発的なタイトルと歌声を乗せたこの一曲は、デビューから30年近くを経てなお第一線でチャートの中心にいるアーティストの底力を感じさせるものだった。年齢を重ねてもポップスの最前線を走り続ける姿勢そのものが、当時のリスナーにとって一種のメッセージのように響いていたのではないだろうか。

この週のTOP10を眺めると、洋楽と邦楽がバランスよく並んでいるのが印象的だ。2位にはノラ・ジョーンズの「HAPPY PILLS」がランクイン。ジャズ的な素養を持ちながらもポップフィールドで支持を得てきた彼女の楽曲は、マドンナとはまた違う大人の落ち着きを持つサウンドとして、番組の選曲の幅広さを物語っている。5位のニッキー・ミナージュ「STARSHIPS」は、当時のダンス・ポップシーンを象徴する存在で、EDM的な高揚感を持つトラックが世界的に広がりつつあった時代の空気を伝えている。7位のエミリ・サンデーの「HEAVEN」も含め、この時期は個性豊かな女性シンガーたちが次々と存在感を示していたことがうかがえる。

邦楽勢にも目を向けると、3位にPerfumeの「SPRING OF LIFE」がランクイン。中田ヤスタカプロデュースによるテクノポップサウンドは、この頃すでに国内のみならず海外からも注目を集め始めていた時期であり、日本発のエレクトロポップとして独自の位置を築いていた。9位にはきゃりーぱみゅぱみゅの「CANDY CANDY」が入っており、彼女もまた中田ヤスタカとのタッグで「PONPONPON」などが話題になったばかりの頃。カラフルでポップな世界観が国内外で評判を呼んでいた時期と重なる。4位の藤巻亮太は、レミオロメンのフロントマンとしての活動を経てソロに転じたシンガーソングライターで、「シーズンドライブ」は春という季節に寄り添うような爽やかな一曲として、この週のチャートに彩りを添えていた。6位のNIKIIEによる「カナリア」も、当時の邦楽シーンの多様さを物語る一曲だ。

そして10位にはfun.の「WE ARE YOUNG」がランクイン。この曲は同年のグラミー賞でも話題となり、インディー・ロック的な出自を持ちながら大きなヒットへと駆け上がっていった代表曲のひとつだ。青春讃歌ともいえる高揚感のあるサウンドは、当時のラジオでも頻繁にオンエアされ、世代を超えて口ずさまれる存在になっていった。8位のザ・ティン・ティングスもまた、ギターロックとエレクトロの中間を行くようなサウンドで、当時のUKインディーシーンの勢いを伝える一曲だった。

こうして振り返ると、この週のTOP10は、ベテランの貫禄、洋楽ダンスポップの隆盛、そして日本発エレクトロポップの台頭という、2012年春という時代の空気を凝縮したような並びだったといえる。マドンナが首位に立つという事実は、時代が移り変わってもポップミュージックの女王であり続ける存在の強さを改めて示すものであり、同時に若い才能が次々と台頭してくる過渡期の面白さも共存していた週だったのではないだろうか。

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2012年4月15日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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