TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2011年8月21日放送)

TOKIO HOT 100 2011-08-21 放送回ランキング ランキング

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2011年8月21日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2011年8月21日放送回)。

この週の音楽シーン

2011年8月21日放送回のTOKIO HOT 100を振り返ると、TOP10には夏の終わりを感じさせるラインナップが並んでいた。中でも1位に輝いたのは山下達郎「MY MORNING PRAYER」。この曲が1位を獲得したという事実そのものが、当時のリスナー層の厚みと、彼の音楽が持つ普遍性を物語っている。派手なプロモーションに頼らずとも、丁寧に作り込まれたメロディとサウンドプロダクションが支持を集める――そんな山下達郎らしい佇まいが、ランキングの頂点という形で示された週だったと言えるだろう。震災後の2011年という年を思えば、こうした落ち着きのある楽曲が多くの人の心に届いたという状況にも、時代の空気が滲んでいたのかもしれない。

TOP10全体を眺めると、国内アーティストと海外アーティストがバランス良く並んでいるのも印象的だ。2位にはスガシカオの「コーヒー」、3位には木村カエラの「喜怒哀楽 PLUS 愛」がランクインしており、日本のシンガーソングライター文化の層の厚さが伝わってくる。一方で4位にはRED HOT CHILI PEPPERSの「THE ADVENTURES OF RAIN DANCE MAGGIE」がつけており、当時彼らが新作を携えて活動を再始動させていた時期と重なる。6位のLADY GAGA「THE EDGE OF GLORY」、9位のCOLDPLAY「EVERY TEARDROP IS A WATERFALL」も、この年の洋楽シーンを象徴する存在で、世界的なヒットチャートとも地続きの空気をTOKIO HOT 100が持っていたことがうかがえる。

5位の加藤ミリヤ×清水翔太「BELIEVE」は、当時のJ-POPシーンにおけるコラボレーション曲の勢いを象徴する一曲だ。男女デュエットという形式がリスナーに新鮮に響き、ドラマティックな歌詞世界とサウンドが多くの支持を集めていた時期でもあった。7位のカサリンチュ「やめられない とまれない」、8位のサカナクション「バッハの旋律を夜に聴いたせいです。」も見逃せない。特にサカナクションは、この時期すでに独自の音楽性で評論家からもリスナーからも高い評価を得ており、エレクトロニックな要素とバンドサウンドを融合させた作風がTOKIO HOT 100のようなチャートにも自然と食い込んでくる存在感を持っていた。10位のSTEVE APPLETON「SPARKS」も含め、多国籍・多ジャンルな楽曲が同じテーブルに並ぶさまは、このチャートの懐の深さを表している。

あらためて1位の山下達郎に立ち返ると、彼がキャリアを重ねながらも新曲でチャート上位に食い込んでくるという事実は、リスナーの世代を超えた支持の証だろう。夏という季節にどこか涼やかで祈りにも似た情感を宿す「MY MORNING PRAYER」というタイトルも象徴的で、当時のリスナーがこの曲に何を感じ取っていたのか、今聴き返しても想像が膨らむ。洋楽・邦楽、ベテラン・新世代が入り混じったこの週のTOP10は、2011年の夏という一瞬を切り取った、貴重な記録として今も色褪せない魅力を放っている。

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2011年8月21日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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